更新日:2026.08.20
公開日:2026.08.20

ワーホリの初期費用はいくら?出発前に用意するお金の目安を国別に

ワーホリの初期費用はいくら?出発前に用意するお金の目安を国別に

ワーホリで出発前に消える初期費用は、国によって約32万〜77万円が目安です。
これとは別に、現地で使うための「見せるお金」=資金証明が、国により約29万〜57万円ほど必要になります。

この2つを分けて考えると、出発までに用意するお金の全体像がすっきり見えてきます。

出発前のお金は「消えるお金」と「見せるお金」に分かれる

ワーホリ 出発 イメージ

ワーホリで出発前に用意するお金は、大きく消えるお金見せるお金の2つに分かれます。

消えるお金とは初期費用のこと、つまり着く前に払って戻ってこないお金です。
ビザ・航空券・保険・雑費がこれにあたり、これらを合わせると国により約32万〜77万円が目安になります。
月に5万円ずつ貯めるなら、半年から1年3か月ほどの計算です。

見せるお金とは資金証明のこと、口座残高を審査のときに見せる制度です。
国により約29万〜57万円ほどが必要ですが、これは払って無くなるお金ではありません。
着いてから自分で使う、あなた自身のお金です。

この2つを足して「総額」で考えると、金額が大きくてひるみます。
でも実際に消えるのは前者の初期費用だけ
見せるお金は、現地の生活費として手元に残ります。

この記事では、出発前に本当に消える初期費用を中心に、国ごとの幅で見ていきます。
資金証明は性質のちがうお金なので、初期費用とは分けて整理します。

初期費用の内訳は?出発前に消える4つのお金

出発前に消える初期費用は、主に4つに分かれます。
ビザ航空券海外旅行保険パスポートなどの雑費です。

資金証明はここに入れません。
あれは払うお金ではなく口座に見せる残高なので、初期費用とは切り離して考えてください。

ビザの申請料は国でこんなに違う

ビザ申請の様子 イメージ

ビザ代は、国によって無料から約9万円台まで幅が大きいお金です。

日本国籍なら、ニュージーランドと韓国はワーホリの申請料がかからない側にあります。
カナダは参加費・就労許可・生体認証を合わせて約4万円台(369.75カナダドル)です。
オーストラリア約7万6千〜9万6千円ほど。
イギリスはさらに高く、申請料340ポンド(約7万4千円)に加えて、医療付加金(IHS)が年およそ17万円かかります。

同じワーホリでも、行き先しだいで10万円近い差が出ることがわかります。
ビザ料金は改定されることがあるので、申請前に各国の公式サイトで最新の額を確認してください。

▼出典
オーストラリア内務省 ワーキングホリデービザ(subclass 417)
カナダ政府 International Experience Canada
ニュージーランド移民局 日本ワーキングホリデービザ
英国政府 Youth Mobility Scheme/医療付加金(IHS)

航空券代は時期と行き先で変わる

航空券 イメージ

航空券は、片道から往復でおよそ10万〜25万円が目安です。
相場で動くお金なので、金額はあくまで目安として見てください。

大きく左右するのは、距離時期の2つです。

韓国や台湾のような近い国は安く、オーストラリア・ニュージーランド・イギリスのような遠い国は高くなります

年末年始や夏休みといった繁忙期は、同じ路線でも値上がりしやすい時期です。

たとえば20万円の航空券は、月5万円ずつ貯めればおよそ4か月分。

行き先を決める前に、時期による差も頭に入れておくと予算が立てやすくなります。

海外旅行保険は1年でいくら?

海外保険 医療面のサポート イメージ

海外旅行保険は、1年で約20万〜40万円が目安です。
これも相場で動くので、目安として考えてください。

金額の幅は、補償の中身で決まります。
ケガや病気の治療費他人への賠償荷物の破損や盗難まで、どこまでカバーするかでプランの値段が変わります。

ワーホリは滞在が長い分だけ保険も1年単位になり、旅行数日ぶんの保険とは金額の桁がちがってきます。

特定の1社が突出して良い、あるいは悪いということはありません。
まずは1年でこのくらいかかる、と予算に入れておきましょう。

パスポートなどの細かな出費

パスポート取得 かかるお金を考える イメージ

パスポートの取得証明写真などの細かな出費は、合わせて約2万〜3万円が目安です。
内訳は、パスポートの取得費用証明写真代海外へお金を送るときの送金手数料、国によっては予防接種の費用などです。

1つひとつは小さくても、積み上げると数万円になります。

金額の大きいビザや航空券に気を取られて忘れがちな部分なので、早めにリストへ入れておくと安心です。

資金証明は初期費用に入る?見せるお金と使うお金

資金証明は、初期費用(消えるお金)には入りません

これは申請のときに口座残高を見せるためのお金で、役所に払って無くなるわけではありません。

だから前の章の初期費用に足し算しないでください。
国により約29万〜57万円ほどで、オーストラリアが高め、カナダが低めの傾向です。

足してしまうと総額がふくらんで見えますが、資金証明は手元に残り、現地であなた自身が使えるお金です。
この「消えない残高」という点が、初期費用といちばんちがうところです。

資金証明はどう見せる?残高の証明のしかた

資金証明の準備 イメージ

資金証明は、審査の時点で口座にその残高があると示すもので、現金を役所に納めるわけではありません。

見せ方は、銀行が発行する残高証明書などの書類で、口座にいくら残っているかを示す形が一般的です。

いつの時点の残高が見られるかは国で異なります
たとえばイギリスは、申請の前の28日間ずっと2,530ポンドの残高を保っておく必要があります。
申請の直前だけお金を入れて見せる、というやり方は通りません。

手続きの細かい条件は国ごとにちがい、変わることもあります。
申請前に各国の公式サイトで最新の条件を確認してください。

国別に必要な資金証明のめやす

国別 イメージ画像

国別に必要な資金証明の目安は、次のとおりです。
いずれも払うお金ではなく、口座に見せる残高です。

オーストラリアは5,000豪ドルで、日本円にしておよそ57万円
カナダは2,500カナダドルで、およそ29万円です。
ニュージーランドは4,200NZドルで、およそ40万円
イギリスは2,530ポンドで、およそ55万円になります。

韓国のような近い国はもっと少ない場合もありますが、額は要確認です。

これらの額は、先に挙げた各国政府の公式ページで確認できます。
金額や条件は変わることがあるので、申請の前に必ず最新の額を確かめてください。

着いてすぐの生活費はこのお金から出す

ワーホリ 現地での生活の様子 イメージ

着いてすぐの家探し・敷金・生活用品・最初の食費は、約10万〜20万円が目安です。
そしてこのお金は、さきほどの資金証明(見せるお金)の中から出します

新しく別に払う費用ではなく、見せるお金の内側に含まれる、というのが大事な点です。
だから資金証明とは別に生活費を上乗せして考えると、同じお金を二重に見積もってしまいます。

位置づけとしては、最初の給料が入るまでの当座のお金です。
現地で働き始めれば、ここから先は自分の稼ぎでまわしていけます。

結局いくら用意する?国別の初期費用のめやす

ワーホリにかかる費用の計算 イメージ画像

出発前に消える初期費用国により約32万〜77万円、これとは別に、見せるお金(資金証明)が約29万〜57万円ほど要ります。
もう一度、この2つは分けて考えてください。

次の詳細に、主な国の目安をまとめました。

左の「消えるお金」は約32万〜77万円の幅の中でどのあたりに来るか、右の「見せるお金」は各国の公式額です。
2つは足し合わせず、別々のお金として見てください。

出発前に
消えるお金
(初期費用)

見せるお金
(資金証明)

オーストラリア

高めの側
(ビザが高い)

5,000豪ドル
(約57万円)

カナダ

中間くらい

2,500カナダドル
(約29万円)

ニュージーランド

中間くらい
(ビザ申請料は無料)

4,200NZドル
(約40万円)

韓国

抑えめの側
(ビザ無料・近い)

要確認

イギリス

高めの側
(医療付加金がかかる)

2,530ポンド
(約55万円)

表を見ると、近い国ほど初期費用が軽く遠い国ほど重くなる傾向が読み取れます。

韓国のような近距離はビザ申請料がかからず航空券も安い側で、初期費用を抑えやすい国です。
反対にオーストラリアやイギリスは、ビザや医療付加金の分だけ高くなりがちです。

金額が動く理由は、渡航の時期為替語学学校に通うかどうかエージェントを使うかどうかなど、いくつもあります。

ここで挙げたのはあくまで目安なので、申請の前には各国の公式サイトで最新の額を確認してください。

初期費用を抑えるには?出発前にできる工夫

初期費用を抑えるポイントは、大きく3つあります。

航空券保険国の選び方です。

航空券は時期と予約のタイミングで下げる

時期を検討する イメージ

航空券は、繁忙期を外して早めに予約すると、数万円単位で下げやすくなります

ねらい目は、年末年始夏休みのような混む時期を避けることです。
出発の日を1〜2週間ずらすだけで、値段が変わることもあります。

早めに航空会社や比較サイトで相場を見ておくと、安いタイミングを逃しにくくなります。

ただし、価格は日々動くものです。
「この時期なら必ず安い」と決めつけず、幅を持って予算を見ておきましょう。

保険は補償の中身を見て選ぶ

海外保険 補償内容が充実 イメージ画像

海外旅行保険は、安さだけで選ばず、治療賠償携行品の補償をそろえて選ぶのがおすすめです。

極端に安いプランは、いざというときの補償が薄い場合があります
海外での治療費は高くつきやすく、入院や手術になると、日本の感覚とは桁がちがう請求が来ることもあります。

さきほど見た1年約20万〜40万円という幅は、この補償の中身によって動くものです。

特定の商品をここで名指しですすめることはしません。

いくつかのプランを、補償の範囲保険料の両方で見比べてみてください。

費用を抑えやすい国から選ぶ

韓国の街並み

初期費用を抑えたいなら、ビザが無料航空券も安い近い国が候補になります。

韓国のような近距離の国は、ワーホリの申請料がかからない側で、航空券も軽い傾向です。
その分、出発前に消えるお金を小さくしやすくなります。

ただし、初期費用の安さだけで決めるのはおすすめしません
現地でどのくらい稼げるか(時給の水準)や、見せるお金(資金証明)がいくら要るかも、あわせて見る必要があります。

国ごとの細かい費用は、行き先を絞ってから各国の費用記事で確認していくと、ムダなく比べられます。

まとめ:出発前のお金は「消える」と「見せる」で分けて考えよう

ワーホリにかかるお金の計算

ワーホリで出発前に消える初期費用は、国により約32万〜77万円が目安です。
これとは別に、見せるお金(資金証明)が約29万〜57万円ほど要ります。

この2つを分けて考えると、本当に消えるお金がはっきりして、資金の計画が立てやすくなります。

金額や条件は変わることがあるので、申請の前には各国の公式サイトで最新の額を確認してください。

出発前の資金づくりには、まず国内でしっかり貯める方法もあります。

"リゾートバイト" のような住み込みの仕事であれば、生活費を抑えながら短期間で元手を用意しやすいため、おすすめです。
出発前にある程度ためておけば、現地で焦らずに仕事を選べます。

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執筆者

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編集部

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