留学に行かなくても、英語は身につく。リゾートバイトが"国内版ワーキングホリデー"と言われる理由

「本当は留学やワーキングホリデーに挑戦してみたい。でも、今の円安や海外の物価高を考えると、なかなか一歩を踏み出せない」——そんな風に感じたことはありませんか?
実は、その悩みを抱える人ほど、リゾートバイトを「海外に行かなくても英語や異文化に触れられる働き方」だと評価していることが、リゾートバイト経験者・就業者801名を対象にした調査でわかりました。
海外に行けなくても、語学力を伸ばすチャンスは、実は国内の観光地にもあるかもしれません。
「海外に行きたいけど、お金がネック」な人は半数以上
調査ではまず、リゾートバイト経験者・就業者に「今、海外留学やワーキングホリデーに関心があるか」を尋ねています。「とても関心がある」「やや関心がある」を合わせると、58.2%と半数以上が海外での学びや就労に前向きな気持ちを持っていました。

一方で、その関心層に「円安や海外の物価高がどれくらいハードルになっているか」を聞くと、80.7%が経済的な負担を実感していると回答。行きたい気持ちはあっても、費用面で足踏みしている人が多いことがわかります。

さらに、ワーキングホリデー制度そのものにも、原則18〜30歳という年齢の壁があります。「行きたいのに、お金がネック」「そもそも年齢的に対象外」——そんな人にとって、次の選択肢はあるのでしょうか。
リゾートバイト中、7割が英語を使う機会を経験
そこで注目したいのが、リゾートバイトという働き方そのものです。
調査では、リゾートバイト就業中に外国人観光客への接客や外国人スタッフとの交流など、英語を使う機会があったかを尋ねたところ、71.4%が「何らかの形であった」と回答。「ほぼ毎日あった(29.1%)」「週に数回程度あった(23.5%)」という高頻度層だけでも52.6%と、半数を超えています。

2025年の訪日外国人旅行者数は約4,268万人と過去最高を更新しており、観光地で働くことが、そのまま英語の実践の場になっている様子がうかがえます。教室で学ぶ英語とは違う、現場で「伝わった」「伝わらなかった」を体感できる環境が、観光地のリゾートバイトにはあるのです。
英語を使うほど、学習意欲も上がる
気になるのは、実際に働いてみて気持ちに変化があったかどうか。
調査では、リゾートバイト経験後に「語学学習や外国人とのコミュニケーションへの意欲が高まったか」を聞いており、68.9%が意欲の高まりを実感したと回答しています。これは20代・30代に限った話ではなく、40代60.7%、50代64.3%、60代以上でも59.6%と、どの年代でも約6割以上が前向きな変化を感じていました。

さらに興味深いのが、英語を使う頻度との関係です。「ほぼ毎日英語を使った」人の88.4%が学習意欲の向上を実感した一方、「まったく使わなかった」人では25.3%にとどまり、その差はおよそ3.5倍にものぼりました。使えば使うほど、「もっと話せるようになりたい」という気持ちが強くなる——そんな傾向が、数字にもはっきり表れています。
自由回答では、「うまくコミュニケーションが取れなくて悔しい。英語が話せるようになりたいと思った」(30代・女性)、「外国語を学ぶ事の大切さ・素晴らしさを知った」(50代・男性)といった声も寄せられました。「通じなかった」経験が、そのまま次への一歩につながっているようです。

外国人観光客や外国人スタッフとの関わりによる変化
外国人観光客や外国人スタッフと関わった経験を通じて変化したことを尋ねたところ、「外国語をもっと勉強したいと思うようになった」が40.7%で最多となりました。また、「海外留学やワーキングホリデーへの興味が高まった(5.2%)」「海外で働くことに興味を持つようになった(4.4%)」との回答もあり、国内での就業体験をきっかけに海外志向を高めた人もいます。
「その他(自由回答)」には、「さらに多言語を学びたいと思った」(50代・女性)、「英語以外の外国語にも興味を持った」(20代・女性)と学習対象が広がったという声のほか、「海外の友達ができ、自信がついた」(30代・女性)、「歳だけど、勉強して海外で働いてみたいと思った」(50代・女性)といった、年代を問わずキャリア観そのものが変化した記述も寄せられています。

円安を感じている人ほど「これでいいかも」と実感
そして今回の調査で最も象徴的なのが、この結果です。
自身の経験を踏まえて、リゾートバイトが「海外に行かなくても英語や異文化に触れられる働き方」だと思うかを尋ねたところ、回答者全体の77.2%が肯定。そして、円安や物価高を渡航のハードルと感じている層に限ると、その割合は83.5%まで上昇しました。

つまり、「海外に行きたいけれど、費用がネックで踏み切れない」と感じている人ほど、リゾートバイトという働き方に可能性を見出している、ということ。海外に行かなくても、国内の観光地で、英語や異文化に触れる環境はつくれる——そう実感している人が、確かにいるのです。
リゾートバイトは、年齢を問わない語学環境
ワーキングホリデーには原則18〜30歳という年齢要件がありますが、リゾートバイトにはそうした制度上の年齢制限はありません。今回の調査でも、40代・50代・60代以上でも変化を実感した人が6割前後にのぼっていたように、幅広い世代にとって、異文化に触れる選択肢になり得るという点も見逃せません。
「今さら留学は現実的じゃないけれど、日常の中で英語や異文化に触れる機会が欲しい」——そんな方にとっても、リゾートバイトは新しい選択肢になるかもしれません。
まとめ:海外に行かなくても、語学環境はつくれる
教室でもない、海外でもない。日本の観光地には、働きながら英語を使い、異文化に触れられる"第三の語学環境"があります。
- リゾートバイト経験者・就業者の71.4%が、就業中に英語を使う機会を経験
- 英語を使う頻度が高いほど、学習意欲が高まった割合も高い傾向に(毎日使った人は88.4%、まったく使わなかった人は25.3%)
- 円安や物価高を感じている人ほど、リゾートバイトを「海外に行かなくても英語・異文化に触れられる働き方」と評価(83.5%)
- 年齢制限がなく、幅広い世代が挑戦できる
もし今、「留学やワーキングホリデーに挑戦したいけれど、費用や年齢がネックで踏み切れない」と感じているなら、まずは国内の観光地で、英語や異文化に触れる働き方から始めてみるのも一つの手かもしれません。
自分のペースで、無理なく、新しい世界に触れる一歩を。リゾートバイトという選択肢を、ぜひ検討してみてください。
■調査概要
調査名称:2026年|リゾートバイトと語学学習に関する意識調査
調査期間:2026年7月28日~2026年8月3日
調査方法:Googleフォームによる回収
調査対象:全国の男女(リゾートバイトの就業経験者および調査時点で就業中の方)
有効回答数:801名
実施主体:株式会社ダイブ






































