
【完全ガイド】日本三景とは?場所・魅力・行くべき理由を徹底解説!
【2025/06/11更新】日本が誇る絶景スポット・日本三景。歴史や文化に彩られた景勝地として、宮城県の松島、京都府の天橋立、広島県の宮島がその名を連ねています。この記事では、日本三景がどのような場所なのか、見どころ、アクセス、おすすめのシーズンをご紹介します。次の旅先を探している方は、ぜひ日本三景の魅力に触れてみてください。
日本三景とは?|意味・選定理由・歴史背景を解説
古くから親しまれてきた日本三景は、自然美・文化・歴史が融合した絶景スポットです。和歌や文学にも登場するほどの美しさを誇る景勝地でもあります。そんな日本三景が選定された理由や歴史、3つの共通点を解説していきます。
日本三景とは
大小260あまりの島々が浮かぶ「松島(宮城県)」、まるで天に昇る龍のような砂洲(さす)が海を横切る「天橋立(京都府)」、海に浮かぶ厳島神社の大鳥居と、自然が織りなす神秘的な空間が漂う「宮島(広島県)」が日本三景に選ばれています。古くから和歌や文学にも登場している日本三景は美しさだけではなく、歴史や文化との関わりが深く、訪れた人の心を魅了する景勝地です。
日本三景は誰が選んだ?選定の歴史
日本三景は、江戸時代前期の儒学者・林春斎(はやし しゅんさい)が1643年に著した書物『日本国事跡考』にて、三名勝として記述したのが起源とされています。つまり、日本三景は国が公式に選定したものではなく、文化人の視点から選ばれた景勝地なのです。その美しさと歴史的価値は長年にわたり多くの人々に愛され、今日まで語り継がれています。
なぜこの3ヶ所が選ばれたのか?日本三景の共通点
一見バラバラに見える3つの景勝地には、いくつかの共通点があります。松島は太平洋、天橋立は日本海、宮島は瀬戸内海とどの場所も海のそばにあるということ。海に面する立地が生み出す自然の美しさが共通点です。また、神社仏閣や寺院など、歴史と文化的背景の結びつきもあります。日本三景は景色が美しいという理由だけではなく、歴史や文化と深く結びついた絶景であることから選定されました。
日本三景の場所はどこ?|地図とアクセス方法まとめ
日本三景は、それぞれ東北・関西・中国地方に点在しており、日本列島を横断するように位置しています。アクセス方法も電車・車・フェリーなど多様なので、旅行のスタイルに合わせて最適な行き方を選びましょう。
松島(宮城県)の場所とアクセス
松島までは、電車または車でアクセスできます。東京駅から仙台駅までは約1時間30分と比較的アクセスもよく、仙台からは日帰り旅行も可能です。
・電車でのアクセス
仙台駅→松島海岸駅(約40分)
仙台駅→松島駅(約25分)→松島海岸まで徒歩約20分
・車でのアクセス
最寄りIC:松島海岸IC(ICから遊覧船乗り場付近まで約5分)
東京・福島方面:東北自動車道・仙台南JCT→仙台南部道路経由(約45分)
青森・岩手方面:東北自動車道・大和IC→一般道路を経由(約30分)
所在地:宮城県宮城郡松島町松島
地図:https://maps.app.goo.gl/v7cfGphWzREy4RHS6
公式サイト:https://www.matsushima-kanko.com/
天橋立(京都府)の場所とアクセス
天橋立までは、電車、高速バス、車の3つのアクセス方法があります。関東から訪れる場合は、余裕を持った旅程を組むのがポイントです。名古屋や大阪方面からは約2〜3時間なので、天橋立と合わせて周辺地域を観光するのもよいでしょう。
・電車でのアクセス
東京駅→京都駅→福知山駅→宮津・天橋立駅(約5時間)
大阪駅→福知山駅→宮津・天橋立駅(約2時間20分)
・高速バスでのアクセス
京都駅→宮津・天橋立(約2時間)
大阪駅→宮津・天橋立(約2時間30分)
・車でのアクセス
大阪方面:中国自動車道(吉川JCT)→舞鶴若狭自動車道(綾部JCT)→京都縦貫自動車道→宮津天橋立IC(約1時間40分)
京都方面:京都縦貫自動車道→宮津天橋立IC(約1時間10分)
名古屋方面:東名阪自動車道/新名神高速道路/名神高速道路(綾部JCT)→京都縦貫自動車道→宮津天橋立IC(約3時間)
所在地:京都府宮津市文珠
地図:https://maps.app.goo.gl/m5AaBpT9KsZz7Rzc8
公式サイト:https://www.amanohashidate.jp/
宮島(広島県)の場所とアクセス
宮島までは、電車や車・高速船でのアクセスが可能です。フェリー乗り場まで電車や車で行き、そこから宮島への船に乗船します。フェリーの乗車時間は約10分。フェリーの本数も多くアクセスしやすい環境ですが、乗船時間を確認しておくと安心です。
・電車でのアクセス
広島駅→宮島口駅(約25分)
宮島口旅客ターミナル→宮島桟橋(約10分)
・車でのアクセス
関西方面:広島岩国道路・廿日市IC→国道2号経由→宮島口旅客ターミナル→宮島桟橋
九州方面:広島岩国道路・大野IC→宮島口旅客ターミナル→宮島桟橋
※宮島島内には駐車場がほとんどないため、宮島口桟橋周辺の駐車場に停めましょう。
・船でのアクセス(高速船)
広島港(宇品港)→宮島桟橋(約22分)
平和公園元安橋桟橋→宮島桟橋(約50分)
マリーナホップ→宮島桟橋(約25分)
所在地:広島県廿日市市宮島町
地図:https://maps.app.goo.gl/VR5E5vxGJDcbjGDr7
公式サイト:https://www.miyajima.or.jp/
【見どころまとめ】松島・天橋立・宮島の魅力を徹底紹介
松島|大小260余りの島が織りなす絶景
宮城県の沿岸に浮かぶ約260余りの島々と美しい景観を眺められる松島。四季ごとに島々の雰囲気が変わるのが特徴で、特に朝焼け・夕焼けの松島湾は幻想的な雰囲気が漂います。松尾芭蕉や伊達政宗も心を奪われたという景観をゆっくりとめぐるクルージングも見どころのひとつ。
桃山文化を現在に伝える建造物が残る「瑞巌寺(ずいがんじ)」、伊達政宗が再建した「五大堂」、紅葉の名所であり四季折々の庭園が美しい「円通院」など、歴史を感じる観光名所も散策できます。
天橋立|“天に昇る龍”のような景色と智恩寺の風情
宮津湾に位置する天橋立は、全長約3.6kmの砂州が海を横切る地形。ビューランド(文珠山)からの「股のぞき」が有名で、逆さに見ることによって天に昇る龍のような景色が見える名所でもあります。
天橋立を北側から眺められる「傘松公園(笠松山)」、日本三文殊のひとつであり学業成就の祈願で人気の「智恩寺(ちおんじ)」、船の通過に合わせて90度回転する可動式の橋「廻旋橋(かいせんきょう)」など観光スポットを一緒に回るのもよいでしょう。天橋立近辺は、松並木の下を歩く砂州ウォークやサイクリングなどのアクティビティを楽しむことができます。
宮島|海に浮かぶ大鳥居と厳島神社の神秘的な世界遺産
広島県・廿日市市に位置する宮島は、古くから「神が宿る島」として信仰されてきました。1996年に世界文化遺産に登録された厳島神社を中心に、自然と歴史が調和した神聖な雰囲気を感じられる場所です。
宮島に来たらまず訪れたいスポットが「厳島神社」と「大鳥居」。社殿のほとんどが国宝や重要文化財に指定される「厳島神社」の歴史的建築は見どころのひとつ。干潮時は歩いて近づける「大鳥居」はSNSでも映えるスポット。夜はライトアップも行われているので、昼間とは異なる幻想的な景観を堪能するのもおすすめです。島内には野生の鹿がいたり、名物のもみじ饅頭や牡蠣料理を味わえたり、自然・文化・グルメも楽しめます。
おすすめの時期は?日本三景の人気シーズン
日本三景は、四季折々で異なる表情を見せるのが魅力。どの季節に訪れても美しい風景が楽しめますが、それぞれのスポットで特におすすめの季節をご紹介します。
松島のおすすめ季節|秋の紅葉クルーズと冬の牡蠣
松島は紅葉の観光名所としても知られるスポット。赤やオレンジに染まった木々と、松島湾に浮かぶ島々とのコントラストが美しく、遊覧船からの眺めは格別です。また、冬には新鮮な松島産の牡蠣を楽しめる「松島かき祭り」が開催され、焼き牡蠣や牡蠣フライなどのメニューを味わえます。牡蠣以外にも穴子や地元の海の幸も豊富。絶景とグルメの両方を味わいたいなら冬の松島がぴったりです。
天橋立のおすすめ季節|春の桜と夏の海辺リゾート
天橋立は、春と夏に訪れるのがおすすめです。春には知恩寺周辺に満開の桜が咲き誇ります。夏には「天橋立灯籠流し」と花火大会が開催され、幻想的な雰囲気に。灯篭が天橋立湾に浮かぶ光景はまさに絶景です。夏はアクティビティも豊富で、SUPや電動キックボードのレンタルもあり、リゾート気分を楽しめます。伝統が続く祭りや自然・遊びをバランスよく楽しみたいなら夏のシーズンがおすすめ。
宮島のおすすめ季節|秋の紅葉と干潮時の参拝体験
四季折々の自然が楽しめる宮島ですが、紅葉の時期に訪れるとより風情を感じることができます。紅葉を楽しむなら紅葉谷公園へ訪れましょう。鮮やかに色づいた木々が神社や自然と調和する景観は圧巻です。食欲の秋には、表参道商店街で牡蠣やもみじ饅頭の食べ歩きも楽しめます。もみじ饅頭はあんこ、チョコレート、クリームをはじめ100種類以上もの商品があり、揚げもみじ、もみじソフトも人気です。
さらに宮島ならではの楽しみが、潮の満ち引きによる大鳥居の景観。満潮時は大鳥居がまるで海に浮かんでいるような光景を、干潮時には鳥居のすぐ近くまで歩いて行けるので、間近で迫力ある姿を見られます。干潮時と満潮時の両方の景色を楽しむのが、宮島観光の醍醐味です。
旅行だけじゃない!日本三景を“住んで楽しむ”という選択肢
日本三景は旅行で訪れる場所だと思っていませんか?実は少し長く滞在することで見えてくる魅力があります。昼間は観光客で賑わう日本三景も早朝や夜には穏やかな時間が流れ、まるでその景色を独り占めしているような贅沢な気分を味わえます。そんな住みながら日本三景を楽しむという選択肢のひとつがリゾートバイトです。
リゾートバイトという滞在スタイル
住み込みで働きながらその地域に滞在できるリゾートバイト。リゾート地や観光地を舞台に仕事をしながら、寮費・光熱費・食費が無料または格安のため、生活費を抑えながら滞在することができます。北海道から沖縄まで全国各地で求人を募集しているので、自分の住んでみたい地域やお試し移住という選択も可能です。旅行だけでは知り得ないその土地の暮らしや文化、地域の人との触れ合いを通じて、非日常を体験できるのはリゾートバイトならでは。また、さまざまな人との出会いを通して新しい価値観や視野を広げられるのが魅力です。日本三景の近くに滞在できるリゾートバイトの求人もあるので、美しい景色を日常の風景として楽しみたい方にはおすすめの滞在スタイルです。
>>リゾートバイトの求人一覧を見る
長期滞在で見える日本三景の楽しみ方
旅行ではほんの数日しか味わえない絶景も、リゾートバイトでの滞在なら毎日が特別な体験に。リゾートバイトなら3ヶ月前後の滞在ができるため、普段とは異なる日本三景の楽しみ方があります。たとえば、松島では海辺のホテルで働きながら毎日変化する松島湾を眺めて癒されたり、天橋立では仕事の合間に海岸を散歩したり、仕事終わりに温泉や地酒を楽しんだり、宮島では夜の静かな大鳥居や早朝の弥山登山を堪能できます。短期旅行では味わえない、地元のリアルな魅力を体感できます。
▼宮島での長期滞在の楽しみ方(リゾートバイト体験談)
「昼は道を通るのにとても苦労するくらい人で溢れている宮島が、夜だけは自分のものと錯覚するくらい誰もおらず、贅沢に世界文化遺産の大鳥居を眺めることができます」
昼間は賑わう日本三景も早朝や夜は静寂な時間が訪れ、さまざまな表情に出会えるのもうれしいポイント。誰もいない日本三景を眺めながらほっと一息つくのもよいでしょう。朝日を浴びながら爽やかな気分で1日を始め、夜は満天の星を眺めながら夜風にあたる。そんな特別な日常を味わえるのが長期滞在できるリゾートバイトの醍醐味です。
>>宮城県の求人一覧を見る
>>天橋立の求人一覧を見る
>>宮島の求人一覧を見る
日本三景は一度は訪れたい、日本が誇る絶景スポット
日本三景はただの観光名所ではなく、日本の歴史・文化、自然の美しさが融合した心に残る景勝地です。訪れる季節や時間帯によって表情が変わる風景は、何度も足を運びたくなるはず。旅先として楽しむのはもちろん、リゾートバイトなら絶景が日常へと変わる体験をするのにぴったり。日本が誇る美しい景色を間近で堪能できる旅へと出かけてみませんか?
日本三景のそばで暮らしてみたい方、絶景を独り占めしながら贅沢な時間を過ごしたいならリゾートバイトという方法もあります。リゾートバイトについてもっと知りたい方や相談・質問があれば、ダイブまでお気軽にお問い合わせください。
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