リゾートバイト体験談 Vol.471【恩納村】

恩納村（沖縄）のリゾートバイト体験談

スタッフさんプロフィール
【年齢】25～29歳
【勤務エリア】沖縄県・恩納村
【職種】アクティビティスタッフ 
【就業期間】10ヶ月

私は今、沖縄の海で「グラスボートガイド」をしています。
船底がガラス張りになったグラスボートにお客さまを乗せ、サンゴやお魚の多いポイントへご案内し、海の中を見ていただきながらガイドをする仕事です。
ガイドと言っても、セリフが決まっているわけではなく、お客さまによって自分なりに工夫をしながらガイドをすることが、すごくやりがいになっているんです。
今まで、たくさんのお客さまをお連れしたんですが、いちばん記憶に残っているのが、乗船前に「最後の旅行で沖縄に来たんです」と笑顔で話してくれた70代くらいのご夫婦のお客さま。
恐らくご病気をお持ちだったのかもしれません。
ツアー中は、きれいなサンゴを見ながらとても感動してくれている姿が印象的で、その姿を見てとっさにガイドを変えました。

「生きているサンゴってきれいですよね。でも、死んでしまったサンゴは 色がなくなってしまうんですが、沖縄の海の色になる。 つまり、きれいなエメラルドグリーンで輝きながら生き続けるんです。 このエメラルドグリーンのサンゴも、ぜひ皆さまご覧ください。」

もちろん用意していたわけではなく、本当に自然と出た言葉でした。
ご夫婦は、涙を流しながら、うれしそうに微笑んでいるように見えました。
その後、感謝のお言葉もいただきましたが、何よりうれしかったのは、自分の言葉で人を感動させることができたということでした。

とはいえ、私自身の人生もずっと順調だったわけではありません。
今となっては「あの時はつらかったけど楽しかったよな」と仲間と語り合えるようになりましたが、高校時代、甲子園で夢敗れて、やりたいことが分からなくなり悩んだ時期がありました。
地元の鳥取を出て、東京で建築業や営業職をしたりもしました。
でも、何をやってもしっくりこなかった。
そんな時にリゾートバイトという働き方を知り、沖縄で働くようになってから、どの道に進んでも全部正解なんじゃないか、何をやっても自分次第で正解にすることができるんじゃないかと思えるようになりました。
夢は、海外で日本のすてきなところをたくさんの人に知ってもらうこと。
その前に、ダイブでいろいろな場所に行っていろいろなことを経験しておきたいですね。
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