国内ワーホリとは?2つのタイプと始め方を解説

海外で働きながら暮らすワーキングホリデーに憧れても、お金や英語が不安で踏み出せない人は多いはずです。
そんな人に知ってほしいのが、ビザも渡航費もいらない「国内ワーホリ」です。
地方で暮らすタイプと英語環境で働くタイプがあり、この記事では違いから始め方までをやさしく紹介します。
国内ワーホリとは?海外ワーホリとの違いを解説
「ワーホリ」と聞くと、多くの人は海外を思い浮かべます。
でも実は、日本の中でも働きながら滞在できる仕組みが増えてきました。
円安や地方暮らしへの注目も、その後押しになっています。
国内ワーホリとは|働きながら地域に滞在する仕組み
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国内ワーホリとは、地域に2週間から1ヶ月ほど滞在する働き方です。
働いてお金をもらいながら、その土地の暮らしを体験します。
海外ワーホリを日本に置きかえた形だと考えると分かりやすいかもしれません。
その代表が、総務省が2017年1月に始めた「ふるさとワーキングホリデー」です。
出典:ふるさとワーキングホリデー ポータルサイト「ふるさとワーホリとは」
海外ワーホリとの違い|費用・期間・年齢・語学で比較

国内ワーホリの特徴は、海外ワーホリと並べるとよく分かります。
おもな違いは次のとおりです。
比較項目 | 海外 | 国内 |
|---|---|---|
費用 | 渡航費と | ビザ・渡航費なし。 |
滞在期間 | だいたい1年ほど | 2週間〜1ヶ月くらいが |
年齢制限 | 申し込み時に | 上限を決めていない |
ビザ | ビザの申請が必要 | ビザ不要。 |
必要な | 行く国の言葉が必要 | 地域体験型は日本語でOK。 |
海外ワーホリには「お金」「ビザ」「語学」の3つのハードルがあります。
外務省の「ワーキング・ホリデー制度」によると、ビザの申請には18歳から30歳という条件があります。
さらに、現地での生活費を持っていることも求められます。
その点、国内ワーホリは日本の中で完結します。
ビザも渡航費もかかりません。
住み込みで食事が付く募集もあり、滞在中の出費は意外とおさえられます。
英語の心配もいりません。
地域体験型なら日本語だけで十分です。
英語実践型でも、清掃や調理の手伝いなら英語が得意でなくても働けます。
海外では大きかったハードルが、国内ではぐっと下がります。
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国内ワーホリは2タイプ|地域体験型と英語実践型
ひとことで「国内ワーホリ」といっても、実は2つのタイプがあります。
地方暮らしを楽しむ「地域体験型」と、英語環境で働く「英語実践型」です。
仕組みも向いている人も変わるので、まずは性格の違いから見ていきましょう。
地域体験型(ふるさとワーキングホリデー)の特徴

地域体験型の代表が、総務省の「ふるさとワーキングホリデー」です。
都会の若者などが2週間から1ヶ月ほど地方に滞在します。
働いてお金をもらいながら、その土地の暮らしを体験できる公的な取り組みです。
スタートは2017年1月でした。
引っ越しのように生活の拠点を移す必要はありません。
長い休みがとれる大学生はもちろん、転職や移住を考える社会人も参加しやすい働き方です。
仕事は地域の現場が中心です。
農業や漁業、工場、お店や飲食店、旅館やホテルなど、働く場所はさまざまです。
ただし募集する地域や受け入れ先は年度ごとに変わります。
最新の情報は公式サイトで確かめましょう。
この働き方が向いているのは、地域の中に入ってみたい人です。
観光だけでは見えない暮らしを、内側から体験したい人に合っています。
一方で、気をつけたい点もあります。
現地までの交通費は基本的に自己負担です。
お給料の払われ方や宿泊・食事の条件も、自治体や働く先によって変わります。
申し込む前に一つずつ確認しておくと、あとで「思っていたのと違う」と感じずにすみます。
出典:ふるさとワーキングホリデー ポータルサイト「ふるさとワーホリとは」
英語実践型(国内留学)の特徴

英語実践型は、外国人観光客が多いリゾート地で働く "リゾートバイト" と呼ばれるスタイルです。
英語を使う環境に身を置けます。
北海道のニセコのように海外客が集まる場所では、接客で英語を使う場面が多くあります。
「ニセコ留学」と呼ばれるほど、英語を学びたい人が集まっています。
観光・お出かけ
5.0
グルメ・飲食店
5.0
人との出会い
5.0
ヒラフエリアだったので、休みの日は歩いてカフェも行けますしスノボをよくしてました!やはりニセコはパウダースノーということもあって、ほぼ海外のお客様なので、ワーホリに行く為の準備として来てよかったなと思います。あと寮内でも海外の人とも関わりながら生活出来たのが、自分的にはとてもよかったなと思いました。
私がここで働こうと思ったのは、ニセコというグローバルな環境で、実践的な英語を使うことが出来ると感じたからでした。 実際予想以上の交流ができてとても満足です。また、職場のスタッフは全国各地から集まり、フレンドリーな方が多かった印象です。話しやすく職場の雰囲気も明るい環境でした。もし機会があれば、また働かせて頂きたいです。
\まるで海外にいるような生活/
働き方は住み込みが多めです。
寮やリフト券が付く求人も見られます。
仕事はホテルのフロントやレストラン、アクティビティの手伝いなどが中心です。
英語に自信がなくても心配いりません。
清掃や調理の手伝いなら、英語が話せなくても働けます。
自分のレベルに合わせて選べます。
このタイプが向いているのは、英語を伸ばしたい人です。
海外留学やワーホリの前に、実践と資金づくりをしたい人にも合います。
ただし英語を使う度合いは、仕事によって大きく変わります。
本気で伸ばしたいなら、接客など英語を使う仕事を選びましょう。
出典:めざましmedia「【ニセコ留学】国内でリゾートバイトをしながら英語を学べる?」
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目的別|自分に合うタイプの選び方

選び方は意外とシンプルです。
「何を一番手に入れたいか」で決めれば大丈夫です。
地域や暮らしに興味があるなら地域体験型を選びましょう。
英語環境がほしいなら英語実践型が向いています。
比較項目 | 地域体験型 | 英語実践型 |
|---|---|---|
主な目的 | 地方暮らし・地域との | 英語力の向上・海外への |
主な場所 | 全国の地方部 | 外国人観光客の多い |
仕事内容 | 農業・旅館・工場・飲食 | ホテル接客・ |
英語の要否 | 不要 | 接客は必要、 |
向いている人 | 移住・二拠点に | 留学前に |
迷ったときは、滞在のあとに何が残ってほしいかで考えてみてください。
地域とのつながりか、それとも英語を使った経験か。
ほしいものがはっきりすれば、選ぶタイプも自然と決まります。
国内ワーホリの費用・収入・仕事内容のリアル
国内ワーホリで気になるのは、お金と仕事の中身でしょう。
いくらかかって、いくらもらえて、何をするのか。
金額はタイプや働く先で幅があるので、ここでは目安として紹介します。
費用と収入の目安|交通費・滞在費・給料

いちばん大きな出費は、現地までの交通費です。
ふるさとワーキングホリデーでは、この交通費は基本的に自己負担です。
ただし住み込みの求人なら家賃はかかりません。
まかないが付く働き先もあります。
そのため滞在中の生活費は思ったよりおさえられます。
年齢層は幅広く、いろいろな年齢層の方々と交流でき、みなさん活気のある職場だったと思います。 仕事内容も難しいことはなく、期間の短い中でも早く習得でき、しっかりと働くことができました。 賄いはありませんが、弁当が1日2回支給されたのと、寮費などもかからないため、生活費の負担はとても少なかったです。
石垣のリゾートバイトは、海が目の前で毎日が南国気分!仕事は忙しいけど、20代の同年代が多く休みの日はシュノーケルや離島巡りも楽しめます。寮なので、生活費を抑えながら貯金も可能。人間関係は職場によるけど、全国から来た仲間と出会えるのが魅力です。自然と癒やしを求める人にぴったりやと思います。
お給料は働いた分だけもらえます。
金額や払われ方は、自治体や働く先によって変わります。
それでも渡航費や大きな生活費を前もって用意せずにすむので、国内ワーホリは身軽に始められます。
仕事内容と滞在期間|農業・旅館・観光など

仕事はその地域ならではのものが中心です。
農業や収穫の手伝い、旅館での接客や部屋の掃除、観光案内、飲食店のホールなどがよくある例です。
未経験を歓迎する募集も少なくありません。
滞在期間は2週間から1ヶ月ほどが一般的です。
住み込みのスタイルなら、生活そのものを地域に移して働けます。
観光・お出かけ
4.0
グルメ・飲食店
5.0
人との出会い
4.0
高山は観光地も多く、古い町並みや朝市が魅力ですが、私は駅から徒歩10分の「AL Beer Stand」でクラフトビールを飲んだり、スタバに通ったり、時には川を眺めに行ったりしました。 都会すぎず田舎すぎない暮らしやすさを感じながら、休日も充実して過ごせました。 最低限の物は揃ってるのに、少し移動すると自然を感じられるのが高山です。
観光・お出かけ
3.0
グルメ・飲食店
3.0
人との出会い
4.0
周辺は自然が豊かで、のんびりとした空気の中で心が穏やかになる毎日でした。海が近く、晴れた日は散歩をするだけでもリフレッシュできました。観光地としての魅力もあり、休日には周辺を散策したり、温泉に行ったりと、リゾート地ならではの過ごし方ができました。スーパーが近くにないのは少し不便でしたが、その分、規則正しい生活を心がけるようになり、心身ともに整う良い機会になったと思います。この土地の静かな暮らしが、今ではとても愛おしく感じます。
観光・お出かけ
5.0
グルメ・飲食店
5.0
人との出会い
1.0
どの観光地にもアクセスがよく、2ヶ月間の赴任でしたがあちこちまわりました。 清水寺や上賀茂神社、貴船神社、下鴨神社など。いい機会でしたので御朱印を集め始めました。 一番お気に入りの休日の過ごし方は、レンタサイクルで鴨川まで行って、のんびり河川敷で日向ぼっこをすることです。 観光で京都に来た場合、あちこちまわろうとつめこみすぎてしまいますが、暮らしているからこそののんびりした楽しみ方が最高でした。
短い期間でも暮らしと仕事をまとめて体験できるのが、この働き方のよさです。
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国内ワーホリのメリット・デメリットと注意点
国内ワーホリには、いいところがたくさんあります。
でも知っておきたい弱点もあります。
両方を理解しておけば、参加したあとに後悔せずにすみます。
メリット|低コスト・言語の壁なし・お試し移住

いちばんのメリットは、大がかりな準備がいらないことです。
ビザの申請も渡航の手配も必要ありません。
地域体験型なら、日本語だけで生活も仕事もできます。
さらに、短い期間でも実際に住んで働きます。
そのため移住を考える人には、暮らしを試す「下見」にもなります。
手続きが少なく気軽に始められるのが、海外版にはない魅力です。
デメリット・注意点|収入や期間のミスマッチ

いい面の裏返しで、気をつけたい点もあります。
まず、たくさん稼ぐのは難しい点です。
国内ワーホリは地域の体験や英語の実践がメインで、お金を稼ぐための仕組みではありません。
しっかり貯金したい人には、物足りなく感じられるかもしれません。
じっくり貯めたいなら、時給や待遇を選べるふつうのリゾートバイトのほうが向いています。
次に、滞在期間が短い点です。
2週間から1ヶ月では、地域に深く根を下ろすには短く感じることもあります。
もっと長くいたいなら、長期の募集を選ぶか、また来ることを前提に計画しましょう。
最後に、受け入れ先との相性です。
仕事や宿泊・食事の条件は働く先ごとに違います。
想像と実際がずれることもあります。
応募の前に条件をしっかり確認して、分からないことを残さないようにしましょう。
\いつでも相談OK!/

国内ワーホリが向いている人・避けたい人

向いているのは、知らない土地で暮らしてみたい人です。
移住やこれからの働き方を、体験しながら考えたい人にも合います。
社会人は休みや転職の合間に、学生は長い休みに参加しやすい働き方です。
反対に、短い期間でしっかり稼ぎたい人には向きません。
その場合は、収入面に強みのある働き方のほうが、目的をかなえやすいでしょう。
国内ワーホリの始め方|探し方と申し込みの流れ
タイプや費用のイメージがついたら、次は実際の動き方です。
探し方から準備までを順番に見ていきましょう。
募集を探せる主なサービス・制度

募集を探せる窓口は、公的なものと民間のものに分かれます。
サービス | 区分 | 探せる内容 |
|---|---|---|
ふるさと | 公的 | 全国の地域の |
おてつたび | 民間 | 旅館・農家などの |
SMOUT | 民間 | 移住・地域との |
英語実践型の | 民間 | 外国人観光客の多い地域の |
公的なふるさとワーキングホリデーは、総務省のサイトから地域の仕事や説明会を探せます。
民間のおてつたびは、「お手伝い」と「旅」を組み合わせたサービスです。
旅館や農家の短期の募集をあつかっています。
カヤックが運営するSMOUTは、移住や地域との関わりを紹介するサービスです。
英語実践型をねらうなら、リゾート地の住み込み求人をリゾートバイトの募集から探すのが近道です。
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申し込みから現地到着までの流れ

実際の手順は、おおむね次の5ステップです。
- 情報を集める(サイト・説明会)
- 応募・問い合わせ
- 受け入れ先との面談
- 参加の決定・事前準備
- 現地に到着
まずサイトや説明会で情報を集め、気になる募集に応募します。
そのあと受け入れ先との面談をへて、参加が決まります。
申し込みから決定まではおよそ1週間が目安です。
決まったら、泊まる場所や持ち物を準備して当日をむかえます。
出典:ふるさとワーキングホリデー ポータルサイト「参加までの流れ」
参加前にやるべき準備チェックリスト

出発前に確認しておきたいことをまとめました。
□ 泊まる場所と食事の条件
□ 現地までの行き方と交通費
□ 仕事に合う服装・持ち物
□ 保険がきく範囲
□ お給料の払われ方
これらは働く先や自治体によって変わります。
応募の前後に一つずつ確認しておくと安心です。
とくに交通費や食事、保険の範囲は見落としやすい項目です。
準備が整えば、あとは現地での時間を楽しむだけです。
まとめ|海外に行かなくても始められる新しい働き方
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国内ワーホリは、海外より少ないお金で始められる働き方です。
ビザや渡航の手続きもいりません。
地域での暮らしを楽しみたいなら地域体験型、英語環境がほしいなら英語実践型を選びましょう。
費用や仕事、注意点を分かったうえで動けば、ミスマッチも防げます。
海外に行かなくても、知らない土地で暮らす特別な時間は手に入ります。
働きながら、今まで気づかなかった自分にも出会えます。
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