韓国のワーホリ費用は欧米より抑えやすい?予算を丸ごと整理

韓国のワーホリにかかるお金は、1年でおよそ120万〜170万円が目安です。
数字だけ見ると大きく感じますが、この中には「払って消えるお金」と「持っていって自分で使うお金」が混ざっています。
分けて考えると、出発前に本当に用意しておきたい額はぐっと小さく見えてきます。
この記事では、韓国ワーホリの費用を出発前・毎月・現地の収入という3つの視点から、丸ごと整理していきます。
韓国のワーホリ費用は総額でいくら?

韓国のワーホリでかかる費用は、1年を通しておよそ120万〜170万円が目安です。
幅があるのは、住む場所や外食の回数といった暮らし方で大きく変わるからです。
これは、毎月の生活費を12か月分そのまま足した数字ではありません。
現地で働いて得る収入で生活費の多くをまかなうため、実際に自分が負担する金額はこのくらいに収まります。
ただ、この金額をそのまま「用意しなければいけないお金」と受け取る必要はありません。
費用は性格の違う2種類に分かれます。
1つは、航空券や保険のように、払ったら戻ってこないお金です。
もう1つは、口座に用意しておくお金です。
ビザの審査で「これだけ貯金があります」と見せるためのもので、審査を通ればそのまま現地の生活費として使えます。
この2つを一緒に足してしまうと、費用は実際よりずっと高く見えてしまいます。
韓国ワーホリのいいところは、この「消えるお金」が意外と少ないことです。
日本からとても近く、物価も日本と同じくらいか、やや安いくらい。
だから「欧米は費用が高そうだから韓国に」と考えている人にとって、その期待はおおむね正しいと言えます。
なお、この記事の金額は100ウォンを約10.9円として計算しています。
(2026年7月時点)
為替は日々動くので、実際に両替するときは最新のレートを確認してください。
消えるお金は思ったより少なく、足りない分は現地で働きながら取り返せます。
出発前に用意するお金は?
出発前に払って消えるお金は、航空券と保険を合わせておよそ6.5万〜14万円です。
お金が動くのはビザまわり・航空券・保険の3つですが、いちばん金額の大きいビザの資金証明は「持っていって自分で使うお金」なので、純粋な準備費用はこの6.5万〜14万円だけに収まります。
ビザのお金は?資金証明と査証料

韓国ワーホリのビザ(H-1)は、申請そのものにお金がかかりません。
査証料は0円です。
ビザ代だけで数万円かかる国もあるなかで、韓国は無料というのは大きな安心材料になります。
代わりに求められるのが、資金証明です。
口座残高証明書で30万円以上の貯金があることを示します。
これは手数料として取られるお金ではなく自分の貯金なので、審査を通ればそのまま韓国での生活費として使えます。
ただし、必要な額は申請する領事館によって変わることがあります。
往復の航空券を用意しない場合は40万円以上を求められるなど、条件が分かれます。
金額や必要書類は変わりうるので、申請前に管轄の領事館で最新の条件を確認してください。
申請できるのは、申請時に18歳以上30歳以下の人です。
滞在できる期間は、入国した日から1年間。
細かい条件はほかにもありますが、まずはこの2つを押さえておけば十分です。
航空券はいくら?

往復の航空券は、時期を選べばおよそ1.5万〜4万円が目安です。
これはあくまで目安で、繁忙期を外すほど安くなります。
安く済むのは、日本から韓国がとても近いからです。
ソウルまでなら飛行機でおよそ2時間半、LCC(格安航空会社)の便も多く、セールに当たれば往復1万円台も珍しくありません。
欧米へのワーホリだと航空券だけで十数万円かかることを思えば、この近さがそのまま費用の軽さにつながります。
保険はどれくらい?

ワーホリ向けの海外保険は、1年分でおよそ5万〜10万円が目安です。
補償の手厚さやプランによって幅が出ます。
保険には条件が付くことがあります。
加入期間が10ヶ月以上、補償額が4,000万ウォン(日本円でおよそ440万円)以上を求められる場合があります。
必須かどうかは領事館によって分かれるため、申請前に管轄の領事館で確認してください。
選ぶときは、旅行保険より少し医療補償が手厚いプランをおすすめします。
慣れない土地で体調を崩したときに、治療費の心配をせずに済みます。
現地で毎月かかる生活費は?
家賃を含めて、韓国での生活費は月およそ11万〜15万円が目安です。
欧米の都市と比べると、住まいと物価が抑えめな分だけ軽くなります。
いちばん大きな出費は住まいのお金です。
家賃はいくら?基本はコシウォン

短期で滞在する人の住まいは、コシウォンが中心です。
家賃は月40万〜80万ウォン、日本円でおよそ4万〜9万円です。
コシウォンは、トイレやシャワーの付いた小さな個室のことです。
日本の学生向けアパートを一回り小さくしたようなもので、家賃に光熱費が含まれていることが多いのが特徴です。
「アパートは保証金が高くて手が出ないのでは」と不安な人もいるかもしれませんが、コシウォンは保証金が低い、または不要の物件が多く、着いてすぐ入居しやすいのも助かる点です。
もう少し広さがほしい人には、ワンルームという選択肢もあります。
家賃は上がりますが、キッチンが付いていて自炊しやすくなります。
食費と交通費はどれくらい?

外食は1食あたり約1万ウォン、日本円でおよそ1,100円からが目安です。
地下鉄やバスの初乗りは約1,500ウォン、およそ160円です。
食費は工夫しだいで抑えられます。
自炊を増やせば、目安よりぐっと下げられます。
交通も、乗り換えの割引があるので移動の負担は軽めです。
全体として、日本の外食や交通と同じくらいか、やや安いくらいの感覚で暮らせます。
手元にいくら持って行けば安心?

渡航前に手元へ用意しておきたいのは、およそ37万〜44万円です。
韓国に着いてから仕事が決まるまで、1か月ほどかかることを見込んでおくと安心です。
その間の生活費は、実は新しく用意する必要はありません。
ビザのために見せる資金証明の30万円が、そのまま暮らしのお金として使えるからです。
月の生活費が11万〜15万円なので、30万円あればおよそ2か月分の暮らしをまかなえる計算になります。
(仕事が決まる時期には個人差があります)
渡航前にそろえるお金を、「持っていくお金」と「消えるお金」に分けて整理すると、こうなります。
□ 【持っていくお金】
資金証明の30万円以上
(現地の生活費に使える・約2か月分)
□ 【消えるお金】
往復の航空券:約1.5万〜4万円
□ 【消えるお金】
1年分の保険料:約5万〜10万円
本当に消えるのは、航空券と保険を合わせたおよそ6.5万〜14万円だけです。
残りの30万円は現地で使う自分のお金なので、財布から出ていくわけではありません。
この2つを足すと、渡航前に手元へそろえる現金はおよそ37万〜44万円。
まとまった額に見えても、その大半にあたる30万円は自分のために持っていくお金だと分かると、気持ちが少し軽くなるはずです。
稼いだお金で韓国ワーホリ費用はまかなえる?
現地で働けば、準備にかかったお金は十分に取り返せます。
ただ、韓国の時給は日本と近い水準です。
「欧米で一気に稼ぐ」というより「安く暮らしながら滞在を続ける」イメージで考えると、実際の生活に近くなります。
韓国の最低賃金はいくら?

韓国の最低賃金は、2026年1月から時給10,320ウォン、日本円でおよそ1,120円です。
地域による差はなく、全国どこでも一律です。
前年より2.9%上がっていて、韓国の最低賃金は年々上がっています。
すでに日本のアルバイトの時給と近い水準まで来ました。
これは法律で保証された下限なので、職種によってはこれより高い時給で働けることもあります。
出典
労働政策研究・研修機構(JILPT)の韓国最低賃金の記事
ジェトロのビジネス短信
月にいくら残る?かんたん試算

フルタイムに近い働き方なら、毎月およそ4万〜5万円が手元に残る計算です。
内訳を見てみます。
時給10,320ウォンで月に150時間働くと、月の収入はおよそ16万〜17万円です。
ここから税金や保険で少し引かれます。
ワーホリだけに決まった税率があるわけではなく、あとから確定申告でいくらか戻ってくることもあります。
この手取りから、家賃・食費・交通で月11万円ほどを払うと、残るのがおよそ4万〜5万円というわけです。
欧米のワーホリほど速くは貯まりません。
ただ、物価が安い分、無理なく生活を続けやすいのが韓国の良さです。
焦って貯めるより、暮らしを楽しみながら続けられる働き方が向いています。
韓国ワーホリの費用を抑えるコツは?

費用を抑えるポイントは、航空券・住まい・仕事の3つです。
それぞれで少し工夫するだけで、初期費用も毎月の出費も下げられます。
航空券は、セールの時期や比較サイトをこまめにチェックして予約するのがおすすめです。
日本から近い分、時期さえ選べば往復1万円台も十分ねらえます。
住まいは、着いてすぐは短期の宿を取り、現地でコシウォンを実際に見てから決めると失敗が少なくなります。
写真だけで契約せず、自分の目で確かめてから入居先を選べます。
仕事は、食事付きや寮付きの求人を選ぶのがおすすめです。
生活費のうち大きな食費と家賃が浮くので、手元に残るお金がそのまま増えます。
工夫しだいで、出発前のお金も毎月の出費も無理なく下げられます。
まとめ:無理のない予算で韓国ワーホリを始めよう

韓国のワーホリは、日本からとても近く物価も抑えやすいので、欧米よりも費用のハードルが低いのが魅力です。
消えるお金と持っていくお金を分けて考えれば、本当に用意すべき額は思ったより小さく見えてきます。
出発前に手元へそろえたいのはおよそ37万〜44万円で、そのうちの大半にあたる30万円は現地で使う自分のお金です。
あとは働きながら暮らしを続けていけば、準備した費用は取り返せます。
制度やビザの条件、保険や料金は変わることがあります。
申請の前には、必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
日本にいるうちに、まず出発資金をためたいという人もいるはずです。
そんなときは、住み込みで働ける "リゾートバイト" を活用するのも一つの方法です。
寮費・光熱費や食費などの生活にかかる支出が抑えやすく、効率よく貯金しやすい働き方のため、短期間でワーホリ資金づくりをしたい方におすすめです。
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