【2026年版】留学の1年間の費用はいくら?種類・国別の相場と費用を抑えるコツ

1年間の留学に、いったいいくらかかるのか気になっていませんか。
留学は種類や国によって費用の幅が大きく、相場がつかみにくいものです。
ただ、費用の内訳と相場を知れば、自分に必要な予算は立てられます。
安く抑える方法や、お金を工面する手立ても数多くあります。
この記事では、1年間の留学費用を種類別・国別に整理し、費用を抑えるコツや資金の準備のしかたまで解説します。
留学を検討するときの参考にしてください。
※本記事の金額は、各出典の公表時点(2021年の費用例、公的機関の最新データなど)にもとづく目安です。
外貨は1ユーロ=約185円(2026年7月時点)で換算しています。
学校・都市・為替・年度により変動します。
1年間の留学費用の平均相場はいくら?

1年間の留学費用は、いくつかの費用項目を積み上げて決まります。
何にいくらかかるのかを項目別に見ると、総額の見当がつきます。
1年間の費用項目と金額の一般的な目安は次のとおりです。
費用項目 | 1年間の |
|---|---|
学費 | 約100万〜300万円 |
滞在費 | 約70万〜200万円 |
生活費 | 約40万〜100万円 |
渡航費 | 約10万〜30万円 |
海外留学保険 | 約20万〜30万円 |
ビザ・出願などの | 約5万〜20万円 |
合計 | 約245万〜680万円 |
※費目ごとの目安を積み上げたモデルケースで、平均額ではありません。
ホームステイで食事が付く場合は、滞在費と食費が一部重なります。
国・都市・学校・為替により変動します。
金額が大きいのは学費と滞在費で、この2つで総額の大半を占めます。
項目を合計した1年間の総額の目安は約245万〜680万円です。
働きながら費用を抑えるワーキングホリデーではこれより安くなり、正規の大学留学ではさらに高くなります。
数字はあくまで目安です。
為替レートや留学する時期、学校の授業料によって変動するため、最終的な費用は志望校の最新の見積もりで確認してください。
出典:トビタテ!留学JAPAN(文部科学省)|先輩たちの留学費用削減術
【種類別】1年間の留学費用の相場
留学費用は、同じ1年でも留学の種類によって数百万円単位で差が出ます。
学費の仕組みと滞在期間の長さが違うためです。
日本政策金融公庫が示す、種類別の期間と「1年あたり」の予算の目安は次のとおりです。
留学の種類 | 一般的な期間 | 1年あたりの |
|---|---|---|
語学留学 | 1週間〜3ヵ月 | 60万〜120万円 |
交換留学 | 3ヵ月〜1年 | 100万〜300万円 |
高校留学 | 1〜3年 | 300万〜500万円前後 |
大学留学 | 1〜4年 | 300万〜800万円 |
芸術留学 | 1年以上 | 500万〜1,200万円 |
ワーキングホリデー | 最長1年程度 | 約95万〜220万円 |
出典:日本政策金融公庫|お役立ちコラム集 海外留学の基礎知識
※金額はいずれも「1年あたり」の目安です。
高校・大学・芸術留学は在籍する年数分がかかります。
語学留学は短期の目安で、1年間通う場合は数百万円規模になります。
ワーキングホリデーは公的資料に該当データがないため、一般的な目安です。
語学留学の費用

語学留学は、通う期間で費用が最も大きく変わる留学です。
日本政策金融公庫の目安では、1週間〜3ヵ月の短期で60万〜120万円です。
1年間通うと授業料と滞在費が積み上がり、費用は数百万円規模になります。
1年間の語学留学では、一般的に約300万〜450万円が目安とされます。
物価と授業料の水準が国ごとに違うため、渡航先によって総額は大きく変わります。
1年の語学留学を考えるなら、国選びが総額を左右します。
交換留学の費用

交換留学は、在籍中の大学に授業料を払う仕組みが多く、留学の中でも費用を抑えやすい形態です。
日本政策金融公庫の目安では3ヵ月〜1年で100万〜300万円です。
派遣先の授業料が免除される協定校なら、渡航費・滞在費・生活費が中心の負担になります。
ただし物価の高い都市では生活費がかさみ、同じ交換留学でも総額は変わります。
大学独自の奨学金を併用できる場合もあり、費用は在籍校の制度によって幅が出ます。
高校留学の費用

高校留学は、日本政策金融公庫の目安で1年あたり公立300万〜500万円前後です。
私立校では年700万円以上になる学校もあり、進学先の種別で差が開きます。
期間は1〜3年が一般的で、卒業を目指す場合はこの費用が在籍年数分かかります。
授業料に加え、滞在先の管理費やサポート費用がかかる場合があります。
未成年の留学では、受け入れ体制が整った学校ほど費用が上がる傾向です。
大学留学の費用

大学留学(正規留学)は、海外の大学へ正規に進学する形態です。
日本政策金融公庫の目安では1年あたり300万〜800万円で、卒業までは通う年数分の費用がかかります。
学位取得までの期間が長く、授業料が毎年かかるためです。
国公立か私立か、また渡航先によって授業料は大きく異なります。
1年あたりの費用は渡航先による差が大きく、国ごとの比較が欠かせません。
予算を組むときは、志望する国と学校を具体的に絞ることが重要です。
芸術留学の費用

芸術留学は、音楽や美術、デザインなどを海外で学ぶ留学で、費用が最も高くなりやすい形態です。
日本政策金融公庫の目安では1年あたり500万〜1,200万円です。
専門的な実技指導や設備・材料に費用がかかり、私立の専門機関では学費が高くなるためです。
学ぶ分野や学校の種類によって費用は大きく変わります。
楽器や画材などの教材費、作品制作にかかる費用が加わる点も特徴です。
1年あたりでも高額になりやすいため、早い段階からの資金計画が欠かせません。
ワーキングホリデーの費用

ワーキングホリデーは、留学の種類というより、働きながら1年ほど滞在できるビザ・制度です。
渡航前に必要な資金は、往復の渡航費・当初の滞在費・海外留学保険・ビザ申請費などで、1年間の生活費を含めた総支出の目安は一般に約95万〜220万円です。
(現地でのアルバイト収入を差し引く前の金額)
滞在国や暮らし方によって支出は変わり、就労収入で一部をまかなえます。
ビザの取得条件や滞在のルールは国ごとに異なるため、渡航前に確認することが大切です。
【国別】1年間の留学費用の比較
渡航先の国によって、留学費用は大きく変わります。
授業料の水準・物価・為替が国ごとに異なるためです。
ここでは大学留学(正規留学)の「学費+滞在費」に絞った、1年あたりの費用例を比べます。
渡航費・保険・食費などは含まないため、前半の総額の目安とは範囲が異なります。
渡航先 | 大学留学の費用例 |
|---|---|
アメリカ | 約516万〜758万円 |
イギリス | 約449万円 |
カナダ | 約540万円 |
オーストラリア | 約535万円 |
・ドイツ | 約200万〜280万円 |
・フィリピン | 年100万〜200万円台 |
※大学留学を中心とした費用例です。
(学費と滞在費が中心で、渡航費・保険・食費などは含みません)
フィリピンは語学留学の目安で、費用の前提が異なります。
年度・学校・専攻により変動します。
ユーロは1ユーロ=約185円(2026年7月時点)で換算しています。
同じ1年でも、最も高いアメリカと最も安いフィリピン・マレーシアとでは、費用に数百万円の差があります。
この差は大学進学に限らず、語学留学やワーキングホリデーでも同じように生じます。
渡航先の選び方が、総額を大きく左右します。
アメリカの費用

アメリカは、学校によって費用の幅が大きい国です。
公的な進学支援サイトの費用例では、州立のアイダホ州立大学で年約516万円、カリフォルニア大学ロサンゼルス校で年約758万円と、州立同士でも開きがあります。
(学費と住居費の合計、2021年)
授業料の水準が高く、都市部ほど住居費も上がるためです。
費用を抑えたい場合は、地方の州立校やコミュニティカレッジも選択肢になります。
同じアメリカでも、学校選びで総額が大きく変わります。
イギリスの費用

イギリスも費用が高めの国です。
費用例では、ロンドン大学SOASで年約449万円(学費と住居費の合計、2021年)で、ロンドンなど大都市では住居費が高く、総額を押し上げやすくなります。
物価と為替の影響を受けやすく、費用は時期によっても変わります。
地方都市を選ぶと、滞在費を抑えやすくなります。
渡航前に、最新の授業料とレートを確認しておくと安心です。
カナダの費用

カナダは主要な英語圏の留学先のひとつで、費用は年約540万円が目安です。
アメリカと比べると授業料が低めの学校もありますが、都市や学校によって幅があります。
留学生の受け入れが多く、学習環境が整っている点も選ばれる理由です。
就学許可証(study permit)を持ち、フルタイムで学ぶなどの条件を満たせば、学期中は週24時間まで学外で働くこともできます。
オーストラリアの費用

オーストラリアは、費用例でシドニー大学が年約535万円です。
(学費と住居費の合計、2021年)
英語圏の中では比較的抑えやすく、生活環境の良さでも人気があります。
都市部と地方で滞在費に差が出るため、暮らす場所によって総額が変わります。
働きながら滞在できる制度もあり、費用を抑えつつ長期で滞在したい人に向いています。
なお、費用水準が近いニュージーランドも、同じく英語圏で人気の渡航先です。
ドイツ・フランスの費用

ドイツとフランスは、ヨーロッパの中でも学費を抑えやすい国です。
公立大学の授業料が低く、費用の中心が生活費になります。
1年間の費用は英語圏の主要国より抑えやすく、目安は約200万〜280万円です。
ドイツの公立大学は、多くの州で授業料が原則無料です。
ただしバーデン=ヴュルテンベルク州では非EU圏の留学生に1学期1,500ユーロ、バイエルン州などでも授業料がかかる場合があります。
生活費はDAADの目安で月約842ユーロ(約16万円)、1年で約190万円ほどです。
これに学期ごとの登録料(100〜400ユーロ)が加わります。
フランスの公立大学の授業料は、非EU圏の学生で学士課程が年約35万円、修士・博士課程が年約48万円です。
(学校によっては免除される場合もあります)
生活費はパリで月1,000ユーロ(約18万円)以上、地方で月800ユーロ(約15万円)以上が目安で、暮らす地域によって差が出ます。
出典
DAAD 日本|ドイツ留学 よくある質問
Campus France|フランス留学に必要な費用
フィリピン・マレーシアの費用

フィリピンとマレーシアは、主要な英語圏より費用を大きく抑えられる国です。
マレーシアの大学は、学費と住居費を合わせて年約143万円という費用例があります。
(2021年)
フィリピンは語学留学が中心で、年100万〜200万円程度が目安と、大学留学とは費用の前提が異なります。
物価が安く、生活費を抑えやすいためです。
フィリピンの語学学校では、マンツーマン授業を手頃な料金で受けられるところもあります。
費用を最優先する人に選ばれています。
1年間の留学費用を抑える・工面する方法
1年間の留学費用は、国や学校の選び方と、資金の準備しだいで負担を下げられます。
費用そのものを下げる工夫と、必要なお金を用意する手段の両面から整理します。
費用の安い国・都市を選ぶ

渡航先を変えるだけで、留学費用は大きく下げられます。
主要な英語圏の大学進学が年500万〜760万円ほどなのに対し、フィリピンやマレーシアのように物価の安い国なら年100万〜200万円程度が目安で、数百万円の差になります。
授業料と生活費のどちらも抑えやすいためです。
同じ国でも、大都市より地方都市のほうが滞在費を抑えられます。
学校のある都市の物価まで含めて選ぶと、無理なく総額を下げられます。
学費の安い学校・プログラムを選ぶ

学費は留学費用の中でも大きな割合を占めるため、学校選びで費用が変わります。
国や学校にもよりますが、私立より公立、正規留学よりコミュニティカレッジのほうが授業料を抑えやすい場合があります。
語学留学など授業数を選べるプログラムでは、コマ数や受講期間の調整で費用を下げられることもあります。
ただし学生ビザでは一定の就学時間やフルタイム在籍が求められる場合があり、調整できないこともあります。
目的とビザの条件に合う範囲で、授業料の低いプログラムを選ぶことが負担の軽減につながります。
滞在方法や生活費を工夫する

滞在費と生活費は、暮らし方次第で下げられます。
個室より相部屋のシェアハウス、食事付きのホームステイなど、滞在方法によって毎月の固定費が変わります。
自炊を増やせば、食費も抑えられます。
交通費や通信費も、現地の学割やプリペイドを使えば節約できます。
日々の生活費は積み重なるため、小さな工夫が1年間では大きな差になります。
奨学金・教育ローンを活用する

自己資金だけで足りない場合は、奨学金や教育ローンで工面できます。
費用を実際に減らせるのは、返済不要の給付型奨学金です。
文部科学省の「トビタテ!留学JAPAN」などがあり、高校生・大学生などが対象で、募集時期が決まっています。
採用されれば、費用の負担を大きく減らせます。
一方、教育ローンは費用を減らす手段ではなく、支払いを先送りする借入で、利息を含めた総負担は増えます。
日本政策金融公庫の「国の教育ローン」は、主な申込人が保護者で、世帯年収などの条件があります。
(2026年7月時点で固定金利年4.05%、海外留学資金は一定条件で上限450万円)
給付型の奨学金を優先し、不足分をローンで補う形が基本になります。
留学前にリゾートバイトで資金を貯める

留学費用を自分で用意する方法として、出発前にまとまった資金を貯める選択肢があります。
短期間で貯めやすいのが "リゾートバイト" です。
住み込みで働く求人が多く、寮費や食費が無料・補助されるケースも多いため、収入を貯金に回しやすくなります。
▼収支例
・時給1,200円
・寮費・光熱費無料
・休日含め3食食事支給 の場合
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負担の範囲は求人によって異なるため、寮費・食費・光熱費の条件を事前に確認しておくと安心です。
観光地のホテルやスキー場などで働きながら、生活費を抑えて数十万円単位の資金をつくることも可能です。
留学前の数ヵ月で費用の一部を準備し、現地では学びに集中したい人に向いた方法です。
現地で働いて費用をまかなうワーキングホリデーと組み合わせれば、資金面の不安をさらに減らせます。
会席料理ははじめてでしたが、丁寧に教えていただきスムーズに仕事をスタートできました。 留学資金を貯める目的があったので、週末などお客様が多い時の残業でしっかり稼ぐことができました。 英語を使う機会が多かったです。 寮の周りにコンビニ等充実していて、札幌の中心までもバスの本数はかなりあって生活には便利でした。 派遣スタッフも多く、仲良くなった人たちと休みの日に一緒に出かけたりしてプライベートも充実しました。
今回初めてのリゾートバイトでしたが、担当者の方をはじめ勤務先の方々がとても親切にしてくださった為、無事に期間満了することができました。 勤務先は徒歩圏内にスーパーやコンビニなどがあり生活で不便なことも特段なく、すぐに寮生活にも慣れることができました。 何より一緒に働いた方々がとても優しく、分からないことや困ったことがあったときはすぐにフォローしてくださったのが、当初の不安をすぐに和らげてくれました。 寮費も無料で賄いも出していただいた為、生活費をとても安く抑えることもできお金を貯めることが出来たので、思い切ってリゾートバイトをやってみて良かったと思います。
正直不安でしたが、人間関係は最高でした。 留学時より英語使ったイメージありいいアウトプットになりました。 社員にアメリカ人やインド人など様々な仲間ができ、留学の準備にはうってつけかもしれないです。 社食は過去1番うまいです。5キロ太りました。 優しいのにプロ意識を忘れないスタイルで働く社員が多いので、仕事を覚える点に関してとてもやりやすかったです。
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1年間の留学費用は無駄?「意味ない」と言われる理由
「1年留学は意味ない」と言われることがあります。
ただ、費用が無駄になるかどうかは、留学の中身しだいです。
費用を活かしきれず「意味がなかった」と感じやすいのは、次のようなケースです。
それぞれ解説します。
目的やゴールが曖昧なまま留学する

留学が「意味ない」と感じられる大きな要因は、目的が定まっていないことです。
何を得たいかが曖昧なまま渡航すると、行動の基準がなく、時間と費用だけが過ぎてしまいます。
到達したい語学レベルや、留学で挑戦したいことを事前に決めておくと、日々の選択が変わります。
目的が明確なほど、同じ費用でも得られるものは大きくなります。
語学の習得だけを目的にする

語学の上達だけを目的にすると、費用に見合う手ごたえを感じにくくなる場合があります。
語学はオンラインでも学べるため、目標が「なんとなく上達」だと成果が見えにくいためです。
到達したいレベルを試験のスコアなどの数値で決め、現地でしかできない経験と組み合わせると、留学ならではの価値につながります。
専門分野の学習やインターン、異文化での生活そのものが、語学以外の価値になります。
現地で受け身に過ごしてしまう

現地での過ごし方も、費用が活きるかどうかを左右します。
日本人だけで固まったり、授業以外で行動しなかったりすると、せっかくの環境を使い切れません。
受け身のままでは、成長の機会が限られます。
自分から現地の人と関わり、課外活動やボランティアに参加すると、経験の幅が広がります。
主体的に動くほど、費用に見合う体験が積み重なります。
帰国後に経験を活かせない

留学の価値は、帰国後にどう活かすかでも決まります。
得た語学力や経験を進学・就職につなげられないと、「費用が無駄だった」と感じやすくなります。
留学そのものが目的になってしまうと、起こりがちです。
帰国後の進路を見すえて留学を設計すると、費用は将来への投資に変わります。
留学中の経験を言葉にして、次にどうつなげるかを考えておくことが大切です。
まとめ|1年間の留学費用と賢い準備のしかた

1年間の留学費用は、同じ期間でも選び方しだいで数百万円単位で変わります。
だからこそ、金額の大きさだけで留学をあきらめる必要はありません。
大切なのは、自分の目的に合う留学の形と国を選び、そこから逆算して費用を組み立てることです。
まずは、目的をはっきりさせることから始めましょう。
何を学び、帰国後にどう活かしたいかが決まれば、必要な留学の種類と国、そして予算が見えてきます。
費用が足りない場合も、奨学金や教育ローン、出発前のリゾートバイトでの資金づくりなど、手立てはいくつもあります。
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留学費用は、かけた分をどう活かすかで価値が決まります。
早めに情報を集め、資金の準備から動き出すことが、後悔のない1年につながります。







































