石垣島へお試し移住。リゾートバイトから正社員転換で見つけた私らしい暮らし|アートホテル石垣島

M.Mさん(年齢:28歳)|フロント|勤務期間:2025年9月〜2026年3月(正社員転換)
「いつか沖縄に住んでみたい」
ゆったりと流れる時間や、透き通る海の美しさに惹かれ、そんな想いを抱いていたM.Mさん。けれど、いきなり移住となると不安も多く、生活や仕事のことを考えると、なかなか一歩を踏み出せずにいました。
そんなときにふと思い浮かんだのが、知り合いが体験していたリゾートバイトという働き方。
「それなら、沖縄で暮らしながら働くことができるかもしれない」
そうしてM.Mさんが選んだのは、生活環境も整っていて暮らしやすい石垣島。お試し移住としてのリゾートバイトが始まりました。
憧れの沖縄へ。「お試し移住」として選んだリゾートバイト

沖縄で暮らしてみたい。
そんな想いから、リゾートバイトに挑戦することを決めたM.Mさん。
もともと、夏は海やプール、冬はスキー場で働くなど、季節ごとに場所を変えて働く知り合いが多くいたことが、リゾートバイトを知ったきっかけだったそうです。
沖縄への移住に憧れていたM.Mさんにとって、リゾートバイトは移住の第一ステップとなる働き方。現地での暮らしを体験しながら働ける環境に魅力を感じ、沖縄へ行くことを決めました。
とはいえ、出発前は不安もありました。
「楽しみな気持ちと不安な気持ちが、半分ずつありました。派遣という働き方も初めてだったので不安でした。でも、ダイブさんとのやり取りがフランクで、自分に合っているなと感じたんです。やり取りをするうちに不安も和らいで、『行ってみようかな』と前向きな気持ちになれました」
生活の利便性や人間関係のよさに惹かれた『アートホテル石垣島』での勤務を決め、M.Mさんの新しい暮らしが始まりました。
「いい意味で緩さがある」あたたかな職場で見つけた働きやすさ

これまでレンタカー会社で勤務していたM.Mさんですが、石垣島では新たにフロント業務に挑戦することになりました。主な仕事は、チェックイン・チェックアウト対応のほか、ランドリーの清掃や忘れ物の確認などです。
「チェックイン・チェックアウト業務がメインです。ほかにも、連泊のお客さまには特典としてコーヒーやお菓子を部屋にセットしたり、客室同士をつなげられる部屋があるので、宿泊人数に応じて客室のドアを開閉したりしています。
チェックイン業務が終わったあとは、大浴場を利用されるお客さまの受付や、館内で行われる島唄ライブの案内、ゴミ回収、急な予約が入った際の部屋割りの対応なども担当しています」
フロント業務は初めての経験でしたが、入社初日にマニュアルが用意されていたり、社員の方が丁寧に研修をしてくれたりと、フォロー体制が整っていたため、少しずつ仕事に慣れていくことができたといいます。
なかでも、印象的だったのは職場の人間関係のよさでした。
「どの部署もすごく和気あいあいとしていて、仲がいいんです。いい意味で緩さがあるというか、その雰囲気がすごく心地よくて。スタッフは40代の方が多いですが、年齢に関係なく壁を感じることもありませんでした」
そうした環境のなかで、1ヶ月半から2ヶ月ほどで仕事にも慣れていったM.Mさん。クレーム対応の難しさを感じる場面もあったものの、それ以上にやりがいを感じる出来事もあったそうです。
「アンケートに『M.Mさんの対応がとてもよかった』と書いていただけたときは、本当にうれしかったです。支配人からそのことを教えてもらって、『ありがとうね』と言っていただけて。頑張ってよかったなと思えました」
石垣島での暮らしが日常に。お試し移住から見えてきたリアルな生活

職場の和気あいあいとした雰囲気にも馴染み、暮らしにも徐々に慣れていったM.Mさん。離島というと生活費が高いイメージもありますが、毎月の固定費はそれほどかからなかったそうです。
「寮はウィークリーマンスリーマンションタイプで、必要なものはそろっていたので、ほとんどお金をかけずに生活をスタートできました。
出勤日も休日も2食は無料で食べられるので、ほとんど食費がかかっていません。寮費が1万6,000円、食費が5,000円、光熱費が3,000円〜4,000円くらいなので、毎月の固定費は2万5,000円ほどです」
寮費や光熱費、食事などの生活費を抑えられるのは、リゾートバイトならではの魅力のひとつ。はじめは寮で生活していましたが、現在は自分で借りたアパートに住んでいるといいます。
「移住する前提で来ていたので、ずっとアパートは探していたんです。たまたまいい物件が見つかって、今はそこに住んでいます」
自分の拠点を持ったことで、島での暮らしはより日常に近いものへと変わっていきました。
実際に暮らしてみて、不便さを感じることはほとんどないと話します。
「市街地に住んでいますが、必要なものはほとんどそろっていますし、めちゃくちゃ住みやすいです。バイクがあれば特に困ることはないですね」
休日には海に出かけたり、バイクでドライブしたりと、のんびりとした島時間を満喫。
仕事の疲れを自然のなかで癒しながら過ごす日々が、M.Mさんの新しい暮らしを形づくっていきました。
リゾートバイトから正社員へ。石垣島で見つけた自分らしい働き方

石垣島での暮らしが始まってから半年ほど。M.Mさんの環境や考え方にも、少しずつ変化が生まれていきました。なかでも大きな転機となったのが、リゾートバイトから正社員への転換です。
もともとはダイビングショップで働きたいという想いがあったものの、フロントの仕事にもやりがいを感じ、このままリゾートバイトを続けるべきか悩んでいた時期もあったといいます。
「このままリゾートバイトを延長するか、ほかの仕事に就くか悩んでいたときに、別の部署で人員の空きが出るという話を聞いて、タイミングよく声をかけていただいたんです。未経験の職種ではありましたが、話を聞くうちに自分にもできそうだと感じて、正社員になることを決めました。
次は、備品や食材などを発注する『調達課』という部署で、業者の方とやり取りする仕事になります」
決め手になったのは、「石垣島での暮らし方が、自分にとって自然体でいられること」でした。
「正社員の話を聞いたとき、今の暮らしが自分にとってすごく自然だと感じたんです。石垣島での暮らしは自分でも驚くほど納得感があって。島の人はのんびりしていて、マイペースな人が多いのですが、みなさん朗らかで笑顔が多く、気さくに話しかけてくれます。
海で日焼けをしていたら『何してるの?』と声をかけられたこともありました(笑)。そういった、島の和やかな雰囲気や気さくな人柄が、自分にはすごく合っているなと感じています」
石垣島で過ごした時間が暮らしの軸を変えてくれた

石垣島のゆったりした空気や穏やかに流れる時間、人のあたたかさに触れるなかで、「この暮らしを続けていきたい」と感じるようになったM.Mさん。冬場の不安定な天候や台風への不安もあるものの、それ以上に今の生活を楽しんでいる様子が印象的でした。
リゾートバイトを始めてからの変化について尋ねると、「プライベートの時間を重視できるようになった」と話します。
「以前は休みを返上して仕事をすることもありましたが、石垣島に来てからは、しんどいときはしっかり休めるようになりました。仕事を頑張りつつ、プライベートも大事にできるようになったのが大きな変化です」
こうした働き方ができているのは、職場の人間関係のよさがあってこそだといいます。最後に、これからリゾートバイトに挑戦する人へ、メッセージを届けてくれました。
「私もすごく不安な気持ちでリゾートバイトに挑戦しましたが、一歩踏み出してみて本当によかったと感じています。絶対にいい経験になると思うので、ぜひ挑戦してみてほしいです」
移住を前提に石垣島へとやってきたM.Mさん。リゾートバイトから正社員へと働き方を変えながら、暮らしも少しずつ自分のものにしていきました。心地のよい穏やかな時間とあたたかい人々に囲まれながら、自分の暮らしを築いていくM.Mさんは、また新しい日常を迎えようとしています。





































