更新日:2026.04.01
公開日:2026.04.01

「人生が丸ごと変わった」60代で選んだ新しい働き方。フサキビーチリゾート(沖縄・石垣島)のリゾートバイト体験談

「人生が丸ごと変わった」60代で選んだ新しい働き方。フサキビーチリゾート(沖縄・石垣島)のリゾートバイト体験談

石橋 美奈子さん(年齢:60歳以上)|レストランサービス|勤務期間:2023年3月〜2026年4月(予定)

住む場所も、働く環境も、人とのつながりも大きく変わる。リゾートバイトには、人生の景色を変える力があります。

「人生が丸ごと変わったんです」

そう話すのは、沖縄県・石垣島でリゾートバイトを続けている石橋 美奈子さん。石垣島の穏やかな空気に惹かれ、2023年から働き始めました。今では地域のコミュニティにも参加し、島の人たちと自然につながりながら暮らしています。

そんな石橋さんがリゾートバイトを始めたきっかけは、夫の怪我でした。「それなら私が働こう」と思い、かつて経験のあったリゾートバイトで働くことを決めます。

その一歩が、石橋さんの暮らしだけでなく、周囲の人たちの人生にも小さな変化をもたらしていきました。

きっかけは夫の怪我。広島から離れて石垣島での新しい生活

2010年、広島県・宮島の旅館でリゾートバイトを経験した石橋さん。それから月日が流れ、もう一度リゾートバイトに挑戦する機会が訪れます。

「旦那が怪我をして働けなくなってしまい、仕事に復帰するかどうか迷っていた時期があったんです。それなら、その間は私が働くから、しばらく体を休めて、働けるようになってから仕事をすればいいんじゃないかと旦那に伝えました」

働く場所を探し始めた石橋さんでしたが、年齢のこともあり、なかなか勤務先が見つからなかったといいます。そんなとき、リゾートバイトの給料がよかったことを思い出し、もう一度挑戦することを決めました。

新しい環境に飛び込むこと自体に、大きな不安はなかったといいます。ただひとつ、心に引っかかっていたのは、広島で過ごした時間や築いてきたつながりでした。

「広島では音楽活動をしたり、ダンスを踊ったり、お友だちもたくさんいて、本当に充実した毎日を過ごしていたんです。だから、その環境やつながりがなくなることが悔しくて......。

広島にいたら、きっと悲しい気持ちを引きずってしまうと思ったんです。だったら物理的にその環境から離れてしまえば、未練なくフルタイムで働けるんじゃないかと思って。思い切って遠い場所に行こうと決めました

夫に相談すると、「好きな選択をしていいよ。それをサポートするから」という前向きな返事が返ってきます。その言葉に勇気をもらい、沖縄県・石垣島へと向かうことを決めました。

石垣島で迎えたリゾートバイト3年目。和気あいあいとした職場で働く日々

こうして始まった石垣島での暮らし。2023年に『フサキビーチリゾート ホテル&ヴィラズ』で働き始めてから、気づけばリゾートバイト3年目を迎えました。

石橋さんは、レストランのホールスタッフとして、朝食バイキングとディナーの接客業務を担当しています。

「朝5時半から朝食バイキングが始まって、その片付けが終わるのが11時過ぎ。そこから4時間くらい休憩があって、また夕方から夜10時過ぎまでディナーの仕事になります」

朝食ではドリンクの提供、ディナーではお客さまを席に案内したり、料理の提供や説明をしたりと、接客が中心の仕事です。料理がおいしかったと声をかけてもらったり、直接反応をもらえたりする瞬間がうれしいと話してくれました。

その一方で、人間関係に悩んだ時期もあったといいます。威圧的な態度を取る社員の方がいて、気がかりになっていたそうです。同じ職場で働く数名のスタッフも同様の被害に遭っていたことから、みんなで上司に相談。その結果、無事に問題を解決することができました。

同じ悩みを共有し、協力して乗り越えたことで、スタッフ同士の絆も深まっていきました。職場ではあだ名で呼び合う文化があり、石橋さんもその輪のなかに溶け込んでいるそうです。

「年齢層は20代の子が多くて、飛び抜けて私だけが60代なんです(笑)。でも年齢が離れているからこそ、向こうもすごく優しく接してくれて。私が少し失敗しても『バッシーだからしょうがないな』って言ってくれるんです」

若い世代と一緒に働くことで、新しい経験が増え、気持ちまで若返ったように感じると話します。

「みんなとても明るくて、楽しいんです。全国から集まってきているのに、すぐ仲良くなれる。それはリゾートバイトだからこそ生まれる関係なのかなと思います」

寮から一軒家へ。石垣島で馴染んできた毎日の暮らし

仕事での困難も仲間と乗り越え、石垣島での暮らしにも慣れてきた石橋さん。リゾートバイトは寮付きという魅力がありますが、石橋さんは2年目から家を借り、自分らしい暮らしを楽しんでいます。

「働き始めた当時は、職場から1分くらいの寮に住んでいたのですが、2年目に入って1ヶ月半ぐらいお休みをいただいたことがあって。その間に新しい方が来ることになって、寮を出ることになりました。

相部屋は嫌だしどうしようかなと思ったときに、いい物件と出会えて。寮費手当も使いながら、家を借りることになりました。一軒家の物件ですが、そこで好きなように暮らしています」

石垣島で家を借り、島での暮らしを楽しむ。

これも、リゾートバイトで長く同じ地域にいるからこそできる過ごし方かもしれません。

また、普段の買い物には職場の近くの八百屋さんを利用することが多いといいます。

「地元の農家さんと仲良くなって、よく野菜を買いに行きます。愚痴を聞いてくれるので、もうコミュニケーションを取りに行くお店みたいな感じです(笑)」

石垣島での暮らしも3年目。いつの間にか、ここが自分の居場所のように感じられる日常になっていました。

地域のコミュニティに入り、石垣島の暮らしを思いきり楽しむ

「たぶん、私ほど石垣島を満喫して遊んでいる人はいないと思います」

そう笑顔で話してくれた石橋さん。石垣島に来て1年目は、八重山諸島の離島をすべてめぐり、なんと飲食店も80軒訪れたといいます。そのぶん、2年目からは趣味の時間を楽しもうと、新しいことにも挑戦しました。

「ダンススクールのメンバーに入れてもらって、地元の人たちと一緒にお祭りやイベントの舞台で踊っています。コミュニティにもいくつか入っていますし、地元の方によくしてもらって、『こういうのあるよ』『これ行かない?』と誘ってもらうんです」

地域のコミュニティに参加し、まるでここが地元であるかのように日常に溶け込んでいる石橋さん。さらに、生まれて初めてダイビングにも挑戦したそうです。

「体験ダイビングをきっかけに、それから何十回も潜るようになって。今では、どこの海に潜ればいいかもわかるようになってきました」

こうして地域に関わりながら暮らすなかで、好きなスポットやお気に入りのお店も増えていきました。

「フサキビーチリゾートの桟橋に鐘があるんですが、夕陽の時間になると、とてもきれいな景色が見られます。そのスポットがすごく好きですね。あと、飲食店でいうと、アグー豚のしゃぶしゃぶが食べられる『しゃぶしゃぶもり島』さんは本当においしいです」

ほかにも、石橋さんおすすめのお店がいくつもあるそうです。

石橋さんおすすめの石垣島グルメ

◯しゃぶしゃぶもり島
タレを付けずに出汁だけで食べる、ジューシーなアグー豚が最高!

◯あらかわ食堂
牛そばのクセがある豪快さにやみつきになります!

◯島の野菜Bistro DRAPEAU
石垣島の野菜を使っていて、とにかくおいしい!ニョッキやカルボナーラもおすすめ!

◯寿五夜(じゅうごや)
石垣島の果物や素材を使ったジェラートが最高!

◯居酒屋 ひとし
マグロや牛寿司はもちろん、うにソーメンちゃんぷる、ねぎまみれかつおなど、創作料理もおいしい

石垣島でリゾートバイトをするなら、一度は訪れてみてほしいお店です。

「人生が丸ごと変わった」自分がきっかけになる喜び

新しい環境での出会いや生活の変化があるリゾートバイト。石橋さんに、実際に挑戦して感じた変化について伺いました。

「自宅から離れることで、もう人生が丸ごと変わった感覚です。リゾートバイトをすることで、家族や友だちが石垣島に来てくれて。『あなたがいなかったら石垣島に来ることはなかったわ』と言ってもらえたんです。知らなかったことを知ることができたと、喜ばれました」

石橋さんが石垣島にいることで、周囲の人にとって訪れる理由が生まれた。自分がそのきっかけになれたことが、新鮮だったといいます。

また、任期が終わり次の勤務までの間には、2週間ほどの休みを取り、旅行に出かけることもあるそうです。ひとりで訪れることもあれば、家族と一緒に過ごすこともあり、リフレッシュしながら次の仕事への活力にしています。

石垣島での暮らしを楽しみながら、休暇にはさまざまな場所を訪れる。リゾートバイトならではの暮らしを、石橋さんは満喫していました。

そんな経験を踏まえて、石橋さんは同年代の方にもリゾートバイトに挑戦してほしいと話します。

「これまで働いてきたスキルを活かせますし、健康であれば誰でもできる仕事もあります。あと、熟年離婚を考えている人にもおすすめしたいです。距離が離れることで、お互いの大切さを身に染みて感じると思いますし、見つめ直す時間もつくれます。

私の場合は、旦那が家事ができるようになったことが大きかったです。今は1人で頑張っているので、同年代のお友だちが欲しいです(笑)」

「帰ってきなさい」と言われるその日まで。石垣島で続く暮らし

リゾートバイトを始めてから3年。石垣島での充実した日々を過ごしている石橋さんに、これからリゾートバイトを始めたい方へメッセージをいただきました

「まず、自分が行きたい場所に行くことが大切だと思います。行ってみたい、住んでみたいという気持ちで行動すると、自然とその場所に馴染んでいけると思います」

広島を離れ、新しい環境で働き始めた石橋さん。今後については、「帰ってきなさいって言われるまで、石垣島での生活を続けようと思っています」と話します。

「いつ帰るのか、よく聞かれるんですけど、旦那が『帰ってきなさい』って言ったときがタイミングだと思っています。でも、今のところ言ってこないんですよ。それまでは、今の勤務先で働こうと思っています。あと、石垣島がすごく好きになりました。少し原付バイクを走らせれば海に行けて、自然に癒される環境が心地いいです」

多様な働き方がある今だからこそ、一歩踏み出すことで見える景色があります。そんなことを石橋さんの暮らしから教えてもらいました。

仕事も趣味も、そして人とのつながりも大切にしながら、自分らしい暮らしをデザインしていく。その先に、心地のよい居場所が見つかるのかもしれません。

執筆者

リゾートバイトナビ - 「旅して働く」リゾートバイトの歩き方 -

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編集部

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