「自分を変えたい」から始まった挑戦。リゾートバイトで見つけた新しい目標|今宵天空に遊ぶしょうげつ(岐阜・下呂)の体験談

桐生 倖歩さん(年齢:26歳)|調理補助|勤務期間:2025年10月〜2026年7月(予定)
「やりたいことがない」「夢が見つからない」
そんな悩みを抱えながら日々を過ごしている人もいるのではないでしょうか。
仕事を辞めたあと、将来への不安を感じていた桐生 倖歩(きりゅう ゆきほ)さんも、そのひとりでした。これといって夢ややりたいことはなく、「自分を変えたい」という気持ちを抱えていたといいます。そんな桐生さんはリゾートバイトの働き方を知り、新しい環境へと飛び込みました。
慣れない環境での仕事や新しい出会いを重ねるなかで、少しずつ世界が広がり、調理の仕事に興味を持つようになります。そして、調理師免許の取得という新たな目標を見つけました。
自分を変えたいという想いから始まったリゾートバイトは、桐生さんにどのような変化をもたらしたのでしょうか。これまでの歩みを振り返ります。
将来への不安を抱えて踏み出した新しい一歩

高校卒業後に地元の工場で働いていた桐生さん。しかし職場環境が合わず退職することになりました。その後は家に引きこもる日々を送っていたといいます。
「夢とかやりたいことが特になかったので、これからどうしようと思って不安を抱えていたんです。そんなときに、YouTubeでリゾートバイトを経験している人の動画を見つけて、リゾートバイトの存在を知りました」
自分の行ってみたい場所に住み込みで働けて、寮費や生活費もほとんどかからない。そんな働き方に魅力を感じた一方で、接客経験がなかった桐生さんは、自分にできるのか不安な気持ちも大きかったと振り返ります。
「ホテルで働いた経験もないし、接客も苦手だったので、本当に私にできるのかなという気持ちがあって......。でも、自分を変えたいという想いもあり、勇気を出して一歩を踏み出しました。母にも『世界は広いんだから、もっと外の世界を見てきたらいいんじゃない?』と言われたことも、挑戦するきっかけになりました」
初めての一人暮らし、初めての土地、初めての仕事。不安を抱えながらも、自分を変えるための一歩を踏み出した桐生さん。キャリーケースにたくさんの荷物を詰め込み、新しい環境での日々が始まりました。
リゾートバイトで見つけた、調理師免許の取得という目標

リゾートバイトを始めてから、接客や調理などさまざまな仕事に挑戦してきた桐生さん。接客業の大変さを感じながらも、楽しさを感じる場面もあったといいます。リゾートバイトで働く魅力について聞くと「いろいろな経験ができること」と話してくれました。
「リゾートバイトはたくさんの職種があるので、いろいろな経験ができることが魅力だと思います。たとえば、調理の仕事はお客さまの前で料理を提供するオープンキッチンもあれば、裏で仕込みをすることもあります。同じジャンルの仕事でも、全然違った経験ができるのがすごく楽しくて。しかも短い期間で仕事が変わるので、自分が気になった職種を経験できるのがいいなと感じます」

リゾートバイトを通して未経験の仕事に挑戦し、新しい知識や技術を身につけてきた桐生さん。その経験のなかで出会った調理の仕事は、やりがいを感じるだけでなく、新たな目標を与えてくれました。

「前回の勤務先で初めて調理の仕事を経験して、料理に興味を持ち始めました。今まで料理を作るのはあまり好きじゃなかったんですが、オープンキッチンでお客さまに料理を提供したときに、『おいしかったよ、また来ちゃった』と言ってもらえて。自分が提供した料理でお客さまが喜んでくれた姿や、そんな会話ができたことがすごくうれしかったんです。
料理長にもいろいろ教えてもらいながら料理の奥深さを知って、もっと勉強したいと思い、調理師の免許を取得したいという目標ができました」
かつては「やりたいことがない」と悩んでいた桐生さん。しかし、リゾートバイトでの経験を通して、調理師免許の取得という新たな目標が見つかったのです。

バイキングから和食の世界へ。新しい環境で学ぶ日々

調理師免許を取得したいという目標ができた桐生さんは現在、岐阜県にある『今宵天空に遊ぶしょうげつ』で働いています。これまではホテルのバイキングでの調理補助でしたが、もっと料理の幅を広げてみたいという想いから、割烹料理や和食を学べる勤務先を選びました。
「料理長から、『割烹料理や和食を学ぶのも楽しいよ。次は違うジャンルを選んでみたらどう?』とアドバイスをいただきました。資格や経験がなくても働ける場所を調べていたら、今の勤務先が出てきて。京都で和食を修行した方がいるホテルだったので、ここだったらいろいろ学べそうだなと思って求人を選びました」
桐生さんは料理長のアドバイスを受けて、これまでとは違う料理の世界へと足を踏み入れました。

「バイキングでは大量のものを用意するので、ひたすら野菜やフルーツを切ったり、袋から出す作業が多かったんですが、今は盛り付けひとつも細かい部分まで指導されるので、繊細な作業だなと感じます。食材も普段使わないものばかりだったり、月ごとに料理も変わったりするので、たくさん質問しながら、毎日勉強しています」
同じ調理の仕事とはいえ、これまでとは違った環境で働くことに大変さを感じる場面もあるそうです。それでも積極的に質問を重ねながら、新しい知識や技術を吸収していく毎日。桐生さんにとって、その学びのひとつひとつが仕事の楽しみややりがいにつながっていました。

人間関係の悩みを乗り越えて。「まずはやってみる」気持ちを大切に

新しく料理を学べる環境にやりがいを感じながらも、少人数で働く職場ならではの難しさもあったといいます。調理場のメンバーは社員3人、派遣スタッフ1人と小規模なため、人間関係の距離感に悩むこともありました。
「これまでは大規模の職場だったので働いているスタッフさんも多く、苦手な人にはなるべく関わらないようにできていたんです。でも今は少人数なので、苦手な人とも関わらないといけない分、人間関係の難しさを感じてしまうことがあります」
それでも桐生さんは、これまでに2回延長を決めました。その理由は、仕事そのものの楽しさにあるといいます。

「仕事内容がめちゃくちゃ楽しくて。毎月新しい発見があるので2回も延長をしました。調理師免許を取ったあとの具体的なビジョンはまだ考えていないのですが、せっかく取るならできることは全部やってみたいなと思って。難しいと思うこともまずは1回チャレンジしてみることを大切にしています」
できないと思ったことでもまずはやってみる。その積み重ねが、仕事を楽しむ姿勢につながっていました。そんな日々のなかでも、心が温まるような出来事もあったといいます。
「お客さまからお礼のチップをもらいそうになったことがあって。そのときはお断りしましたが、そう思ってもらえたことがすごくうれしかったですね。あとは、小さなお子さまからお手紙や折り紙をいただいたときは本当にうれしくて、こんないいこともあるんだなと思いました」
仲間との出会いが刺激に。リゾートバイトで変わった自分とこれから

リゾートバイトは仕事だけではなく、休日の過ごし方も大きく変えてくれたといいます。
「休日は車で買い物や観光に出かけています。この間は、いちごの食べ放題に行きました。仕事で扱っているいちごがすごくおいしくて、岐阜で食べ放題ができる場所を見つけたので行ってきました。こうやっていろんな場所に行って、日本のよさを知ったり、新しい発見ができるのがすごく楽しいです」
全国を転々としながら働くリゾートバイトは、その土地ごとの魅力に触れられる働き方でもあります。そんなリゾートバイトを通して、桐生さんの視野も少しずつ広がっていきました。行ってみたい場所が増えるにつれ、自然と行動力も身についていったといいます。そして、周囲からも変化を感じる声がありました。
「周りからは『行動力がすごいね』と言われたり、母からも『前は家に引きこもってよく泣いていたのに、今ではいろんな場所に飛び回ってすごく変わったね』と言われたり、自分でも成長したなと感じています」
リゾートバイトを通して出会った仲間の存在も、桐生さんにとって大きな刺激になりました。

「周りには海外に行ったり、自分でお店を開くための資金を貯めている人もいて、すごく刺激を受けました。私もみんなが集まれるような場所をつくりたいという目標ができました。そのためにも、リゾートバイトでコミュニケーション能力やさまざまなスキルを身につけたいと思います」
最後に、これからリゾートバイトをやってみたい人に向けてメッセージを届けてくれました。
「自分を変えたいと思っている人には、ぜひ挑戦してみてほしいです。私も自分を変えたいという想いがきっかけでした。私にできるかなという不安はありましたが、一歩を踏み出したからこそ今があります。少しでも気になっているなら、思い切って踏み出してみてください」
特にやりたいこともなく、将来に不安を抱えていた桐生さん。しかし、リゾートバイトでさまざまな経験や出会いを通して、調理師免許の取得という目標や、みんなが集まれる場所をつくりたいという新しい夢を見つけました。自分を変えたいという想いから踏み出した一歩。その挑戦は桐生さんの未来へとつながっています。





































