着飾らない自分でいられる場所。西表島で出会った新しい価値観

T.Jさん|館内全般業務|勤務期間:3ヶ月~
「自分を変えたい」「新しいことに挑戦してみたい」
そんな想いから、T.Jさんはリゾートバイトに踏み出しました。旅の舞台に選んだのは、島のほとんどが亜熱帯のジャングルに覆われた沖縄県・西表島(いりおもてじま)。そこで初めての一人暮らしをスタートさせました。はじめは不安もありましたが、島の人々のあたたかさと自然の力強さに触れるうちに、少しずつ心がほどけていきます。
「東京では得られなかった経験が、ここにはたくさんある」
T.Jさんがこの島で手にしたものは、新たな価値観でした。
都会ではできない挑戦を。自分を変えたくて踏み出したリゾートバイト
「東京では経験できないことに挑戦したい」
リゾートバイトを始めたきっかけを話してくれたT.Jさん。西表島を選んだ理由は、自然と向き合う生活をしてみたかったから。また、今までとは違った経験や出会いを通して、自分の成長につなげていきたいという想いがあったそうです。島の人たちは明るくて優しい方が多く、自然に恵まれた環境のなかで3ヶ月間のリゾートバイトがスタートしました。
今回の滞在では個室寮に入り、初めての一人暮らしも経験します。はじめは慣れないことばかりで大変だったものの、「意外と何でもできる」と気付けたそうです。何か足りないものがあれば物々交換で助け合う島の文化が、T.Jさんをあたたかく迎えてくれました。
「自然のなかで暮らしていると、ネガティブな気持ちになるのがもったいないと思えてしまいます(笑)」
そんな環境だからこそ、東京では味わえなかった刺激を受けたと言います。

お客さまの思い出を支える仕事に、喜びとモチベーションを感じて
勤務先ではレストランサービス・客室清掃、アクティビティガイドなどの館内全般業務の仕事に挑戦したT.Jさん。さまざまな職種に挑戦することで、自分を成長させたかったという想いがありました。
「客室清掃の仕事は大変ですが、お客さまが部屋に入ったときに喜んだ姿を想像すると頑張れます。とてもやりがいがある仕事です」
自分でやりがいや楽しさを見つけながら仕事に取り組むT.Jさん。「この場所でお客さまの楽しい思い出を作れたらいいな」と思いながら仕事をすることが、モチベーションにつながるそうです。
アクティビティガイドの仕事では、参加者から「とてもよかったよ」と声をかけてもらえることも。
「お客さまの旅の思い出の一部になれたと感じたときが、やりがいを感じる瞬間です」

着飾らなくても大丈夫だった。西表島が教えてくれたこと
日常を離れて新たな環境に身を置くことで、出会えるものや得られるものはたくさんあります。これまで出会ったことのない人と関わり、日々さまざまな経験をすることで自分の変化を感じたと話すT.Jさん。
「東京にいると、つい他人の目を気にしてしまいます。でも西表島では、ラフな格好で出かけても気にならなくなったし、それでいいんだと思えるようになったんです。西表島は着飾らなくても、自然体の自分でいる心地よさを感じられる場所だと思います。
また、SNSで遠くにいる人と簡単に繋がれる今だからこそ、『目と目を合わせて話すことって大切なんだ』と実感しました」

西表島で出会った仲間たちと過ごした特別な日々
仕事以外の時間も、西表島での生活は充実していました。休みの日に飲み会をしたり一緒に遊びに行ったり、仕事だけでなくプライベートでも深く関わることができるため、短期間でも濃い日常が待っています。
「西表島では個性豊かな仲間に囲まれて刺激のある日々を過ごしたことが、自分の成長にもつながりました」
T.Jさんは、リゾートバイトで出会った仲間と将来や仕事の話をすることも多かったそうです。年齢も出身もこれまでの経歴も違う人たちと、同じ場所で同じ時間をともに過ごす。短期間でも一生ものの繋がりができるのは、リゾートバイトならではの魅力です。

夢は世界一周!出会いが自分を動かしていく
西表島で自分の価値観が変わり、目と目を合わせて話すことの大切さを知ったT.Jさん。西表島での経験を経て、新たな夢ができました。
「リゾートバイトをしてから、世界一周をしたいという気持ちが強くなりました。世界中の人と近い距離間で会話したり、自分と異なる価値観の人と出会ったりして、交流を深めていきたいです」
価値観が変わった場所・西表島への移住も、今では視野に入れているそう。
西表島でのリゾートバイトは、T.Jさんにとって「価値観を変える人生の転機」となりました。ただの仕事ではなく、自分の未来や生き方を見つめ直すきっかけにもなる。これからもT.Jさんはさまざまな人と関わりながら、自身の成長へと繋げていくことでしょう。





































